どうも、ズル猫です。
6作品目は『家庭教師ヒットマンREBORN!』です。
巻数:42巻 完結
掲載雑誌:週刊少年ジャンプ
掲載時期:2004年~2012年
作者:天野明
今までは青年誌の漫画ばかりでしたが、
少年誌の漫画も結構読むので、この作品にしてみました。
この作品はいわゆる、
最初はギャグもので後からバトルものに移行してます。
ジャンプだとよくあるパターンですね。
幽遊白書とかが、代表的かと思います。
幽遊白書は、完全にバトルものにして正解でしたが、
この作品はどうでしょうか?
結構、世間では分かれているようです。
ギャグのときは楽しかったが、
バトルものになってからはつまらなくなったとか、
色々意見があるようです。
ズル猫に関しては「正解」だったような気がします。
ギャグものは結構、ネタが重要ですし、
1話完結だと膨大な量が必要になり、
さらに同じような展開だと飽きてしまいます。
なので、ギャグものって結構、短命の作品が多いですよね。
※こち亀は化け物だと思います。あれはあれで、いわゆるジャンルになってる気がします。
あと、この作品のギャグパートは、ズル猫には合いませんでした。。。
ただ、もともと「マフィア」という点や仲間が「爆弾使い」とか「剣を使う」ことから、
連載の初期段階からバトルものを考えていたような気がします。
では、バトルものになって、この作品は凄く面白くなったのか?
と問われると、そうでもないですね。
面白いと思ったのは、リング争奪戦までですね。
それ以降は、グダグダな感じがして、読むのが辛いくらいです。。
読んでいて、勿体ないと思ったのが『敵キャラ』の使い方です。
バトルものの漫画でよくあるのが、前回のボスキャラが仲間として出てくるというものです。
もちろん、この作品でもあります。
それ自体には何の問題もないのですが、この作品にいたっては『早すぎ』ます。
普通なら、読者もそのキャラの存在を忘れたころに出すのがセオリーですが、
この作品は、次の章ですぐに出てきます。
しかも、ボスキャラだけ出せばいいのに、部下まできっちり出す為、
キャラ数が膨大になっていきます。
出したからには活躍させないとならないので、それにページを使ってしまいます。
そのせいで、本来は主要キャラに割くべきページがなくなり、
主要キャラは段々と活躍しなくなっていきます。
これが恐らく、グダグダな感じの原因の一つかと思います。
あとは、後出しが多いというところも気になりました。
何の伏線もなく、いきなり仲間がパワーアップし、
「あれは初代〇〇の××だ!」と言って、敵を倒していくのを見て、
何度も、ポカーンとしたものです。
最初に初代周りの設定をちゃんと説明してからやれば、
「あ、初代〇〇の××か、すげー」ってなるにと思いました。。。
あとは、この作品のテーマは『成長』だと思うのですが、
この主人公の地の部分は成長していきません。
いつも死ぬ気弾に頼っていて、
死ぬ気弾や炎がないと、いつまで経ってもダメダメなままです。
これは成長とは呼べないと思います。
最大に疑問を感じたのは素材です。
果たして「マフィア」にする必要があったでしょか?
この作品には「マフィア」という設定を使う利点を
あまり感じられませんでした。
王国の王子や騎士団とかの方がまだ、しっくりくるような気がします。
また、ファミリーの跡取りというとても大事なポジションになる人間を
中学生まで放置していたのにも、疑問を感じます。
しかも、本人は「ボスにはなりたくない」と言い続けています。
いくら、現在のボスが認め、教育したからと言って、
ボスになりたくもない普通の中学生をボスにしたら
部下たちは面白くないと思います。。。
多分、速攻クーデターが起こるんじゃなんですかね。。。
どこか、
「ボスになりたくないと言っておきながら、ボンゴレの力を使ってんじゃねえ」
という感じの台詞があったんですが、
読んでいて、ズル猫自身も、まったくその通りだよと思いました。
まあ、ここまで辛らつに書きましたが、
絵は綺麗ですし、いいキャラもたくさん出てきます。
※ランボーはうざいですがww
最終巻までドロップアウトすることなく、読めました。
最後にお勧め度です。
☆☆
家庭教師ヒットマンREBORN! モノクロ版 1【電子書籍】[ 天野明 ]
ではでは、読んでくださってありがとうございました。