どうも、ズル猫です。
10作品目の評価&感想は『GS美神 極楽大作戦!!』です。
スケベな普通の高校生が、色欲につられて悪霊退治のバイトを低賃金でする話です。
巻数:1~39巻 完結
掲載雑誌:週刊少年サンデー
掲載時期:1991年~1999年
作者:椎名高志
この作品はサンデーで連載されていて、既に完結済みです。
ストーリーはギャグとバトルが良い割合で融合されています。
バトルは最初の方は美神が出てきて一撃で決まるという流れですが、
敵を見つけるまでや、敵が出てくるまでのいきさつが面白いという感じです。
後半になるとバトル自体が中心になってきて、少年誌らしい展開になっていきます。
ギャグパートもノリと突っ込みという
分かりやすいオーソドックスなものになっています。
基本的にズル猫はシュールなギャグが好きですが、
この作品のギャグはとてもツボでした。
さらに横島という主人公が、
(GS美神というタイトルですが、主人公は横島だと思います)
最初はギャグ要因であまり役に立たないのですが、
後半は強さ的にも成長があるので、読んでいてとても面白いです。
また、横島の性格も高校生の目線では感情移入しやすく
応援しやすい形で描かれています。
まあ、普通はさすがにエロいことに、あそこまで全開にアクセルは踏めませんけどね。
普通の人ならブレーキを踏むところを、あえてアクセルを踏めるところが
ヒーローたるゆえんなのかもしれませんね。
基本、スケベなのですが、やるときはやる性格なので、
意外と陰ではモテたりしています。
この辺はなんとなく、今のラノベの主人公に似ていますね。
その横島が成長していくので、読んでいて爽快感があります。
横島が成長を始めるまでに、少し時間がかかりますが、
その間に飽きるということはないと思います。
基本的な話が面白いですから。
逆に気になった点をあげようと思ったのですが、
なかなか思い当たらないですね。
そう考えるとかなりいい作品ですね。
強いてあげるとするなら、
バトルものなので力のインフレが大きいということでしょうか。
ただ、読んでいても、その部分は全く気にならない程度です。
後半はキャラが多くなっていきますが、
登場させるタイミングなどもいい塩梅なので
ゴチャゴチャになることもありません。
ズル猫の中ではかなりヒットした作品でした。
最後にお勧め度です。
☆☆☆☆☆
ではでは、読んでくださってありがとうございました。