どうも、ズル猫です。
5作品目は『嘘喰い』です。
巻数:49巻 完結
掲載雑誌:週刊ヤングジャンプ
掲載時期:2006年~2018年
作者:迫稔雄
こちらの作品も実写化するという話題があるようですね。
※べ、別に実写化しているマンガだけを読んでるというわけではありませんよ。。
この作品はギャンブルとバトルが組み合わさったストーリーです。
ギャンブルとバトルの2つの要素が入っているというのは、
なかなか無いのではないでしょうか。
あまり無い要素を無理やり入れたとしても、
大抵はどちらかの要素は死に要素になることが多いです。
ただ、この作品の場合は、ちゃんとバトルの部分も
要素として生かされています。
また、そのバトルもただ単に勝った負けたで終わりではなく、
生き死に関わってくるので
読んでる方も緊張感があります。
それはギャンブルの結果でも言えるのですが、
ギャンブルパートの部分でも、まさしく命を賭けるという形なので
よくある『負けてもどうにかなるんでしょ?』ということは
ないわけです。
※中には死んだ方が負けというルールがあるギャンブルも出てきます。
賭ケクルイの方でも書いたのですが、
ギャンブルものは大抵、オリジナルのギャンブルが出てきます。
そして、奇を狙い過ぎて読者が置いて行かれるということも
多々あります。
ですが、嘘喰いはひねり過ぎて着いていけないというのは
あまりありません。
※あるにはありますけどね。
これは恐らく、1からオリジナルの部分を作るのではなく、
既存にあるものに『何かを加える』という手法を
とっているからだと思います。
ベースがわかるものですと、基本的なルールは頭に入って来やすいですし、
覚えるのは『追加部分のみ』なので読者にも優しいです。
ここまでベタ褒めなのですが、欠点がないかと言えばそうではありません。
気になった点としては、まずはキャラが多くなりすぎ、
という点でしょうか。
40巻以上出ているので、仕方ないとは思うのですが
途中で着いていけなくなる部分が多々ありました。
最初の方は、出てきた敵は大体死ぬので
主要キャラは増えていかないんですが、
後半になると敵として出てくるキャラは大勢いますが
死なないキャラも多くなってくるので、
ドンドンと生きているキャラが増えていく、という感じです。
特に『中立』の立場である立会人は、
滅多に死なないので、膨れ上がっていきます。
もう一つ気になった点としては、
バトルパートが分かり辛いということです。
これは表現が分かり辛いのではなく、
強さの上下の話です。
物凄い強キャラとして出て来ても、
ポッと出てきた立会人に負けることもあります。
なので、バトル漫画によくある、
「こいつとこいつ、どっちが強いんだ?」的な要素は
少ないかもしれません。
最後にお勧め度です。
☆☆☆☆
ではでは、読んでくださってありがとうございました。