30代男性おすすめの漫画【バガボンド】感想

どうも、ズル猫です。
24作目の評価&感想は『バガボンド』です。

どんな話?

主人公の宮本武蔵が天下無双を目指して旅をする話です。

基本情報

巻数:1~37巻 休載中
掲載雑誌:週刊モーニング
作者:井上雄彦
主な他作品:SLAM DUNK(全31巻)
  BUZZER BEATER(全4巻)
  リアル(14巻 休載中)
原作:吉川英治

感想

言わずと知れたスラムダンクを描いた作者の作品です。
第4回(2000年)文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞、
第24回(2000年)講談社漫画賞、第6回(2002年)手塚治虫文化賞マンガ大賞を
受賞するという、本当に物凄いことになってます。

原作は吉川英治先生の小説、『宮本武蔵』になってまして、
こちらは結構、映画やテレビドラマになっているようですね。
最近では木村拓哉が主役の大河ドラマにもなっています。

ストーリーの流れなどは原作をなぞっているのかもしれませんが、
この作品のいいところは、なんと言ってもキャラクターです。
スラムダンクでもそうでしたが、
井上先生は本当に生きたキャラクターを描くのが抜群に上手いです。
主要キャラはもちろん、敵キャラでさえ魅力的なんですよね。
佐々木小次郎の設定はオリジナルで、
この設定のキャラをよくあそこまで動かせるなぁと感心してしまいます。
キャラクターが良いと、その作品に思わず没頭してしまいます。

主人公である宮本武蔵は剣の腕はまだまだ未熟な部分があるのですが、
人間的にも粗野で乱暴者のところが、
剣を通じて人間的にも成長していく様が描かれています。
前半は戦いが多いのですが、後半はあまり戦わなくなります。
ですが、戦わない中でも、剣の腕と人間性を成長させる流れは
本当にすごいと思いました。

また、この作品を読むまで、宮本武蔵と戦った相手は佐々木小次郎しか知らなかったのですが、
作品を通して色々な人たちと戦っていたことを知りました。
※宍戸梅軒って、なんか聞いたことがあるなぁと思ったら
 確かYAIBAの過去に行く話で、一コマだけ登場してたような気がします。。。

そして何と言っても、井上先生は絵の上手さがヤバいことでも有名ですね。
マンガ展やデザイン、水墨画なんかもやっています。
確かに、凄い迫力の絵なんですよね。
絵だけでも読む価値がありです。
ここまでくると逆にアニメ化は難しいかもしれないですね。
あの独特な絵の雰囲気も、あの作品の見せどころの一つですから。
アニメのようなかっちりとした絵になると、
ちょっと残念な感じになりそうなので、
逆にアニメ化はしてほしくないですねw
アニメーターがものすごいプレッシャーがかかると思います。。。

ストーリーラインもわかりやすく真っ直ぐですが
うわ、こうくるか、というひっくり返しもあります。
物語でも本当に引き込まれてしまいます。
井上先生は、もう化け物ですね。

ここまで褒めちぎってきましたが、
では悪いところはないかというと、致命的な部分が一つだけあります。
それは……
連載が止まっていることです!
作品内の話じゃないのか、と突っ込みが入りそうですが、
※ズル猫の未熟な腕では、この作品の欠点は上げられませんでした。。
もう3年以上も休載してるんですよね。
井上先生はバガボンドの終わらせ方を見失っているという記事を
どこかで読んだことがあります。
早く見つけて、続きを描いて欲しいですね。

連載が止まっていて、続きを待つ形にはなりますが
それでも読んでほしい作品になります。

>評価

ストーリー:☆☆☆☆☆
キャラクター:☆☆☆☆☆
伏線:☆☆
描写力:☆☆☆☆☆

おすすめ

では最後におすすめ度です。
☆☆☆☆☆

【新品・あす楽対応】バガボンド 全巻(1〜37巻)セット / 井上雄彦、吉川英治

ではでは、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

もち猫

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もち猫

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