どうも、ズル猫です。
19作品目は『修羅の門』です。
陸奥圓明流が地上で最強を証明する為に、強い男と戦っていく話です。
なんか、ストリートファイターの「俺より強いやつに会いに行く」というのが
そのままコンセプトになったような作品です。
巻数:1~31巻 完結
掲載雑誌:月刊少年マガジン
掲載時期:1987年~1996年
作者:川原正敏
作者その他作品
パラダイス学園(全3巻)
実録漫画 岡田有希子物語(読み切り)
あした青空(全2巻)
エンジェル(全1巻)
HERO(全1巻)
陸奥圓明流外伝 修羅の刻(17巻)
海皇紀(全45巻)
修羅の門 第弐門(全18巻)
龍帥の翼 史記・留侯世家異伝(~7巻 連載中)
第14回(1990年)講談社漫画賞の少年部門で受賞しています。
ストーリーラインもガチガチのバトルもので、
次々と強い相手が現れ、それを倒していくという流れです。
バトル内容としては、リアルとファンタジーの間で、
ややリアル寄りのものになってます。
バキほど派手ではありませんが、完全なリアル寄りのものよりは派手です。
大体、餓狼伝と同じくらいでしょうか。
戦いがメインなので、バトル描写もしっかりと丁寧に描かれています。
必殺技を撃って終わりではなく、技につなげるプロセスなども
作り込まれているので、バトル好きな方でも満足できるはずです。
この作品はいわゆる、「俺強ぇ」なのですが、
出てきて一撃で決めるという感じではなく、
主人公の陸奥九十九が色々とハンデを負っていき、
その中でどう勝つかという流れですので
ストーリーラインとしても単調ではない形です。
強さのインフレもほとんどありませんから、
ズル猫が好きな、このキャラとこのキャラ、どっちが強いんだという
想像も膨らみます!
また、普通のバトルものであれば、敵の方が主人公の前に現れて
襲ってくるので戦うという流れですが、
この作品は九十九の方が、
強い相手を求めて色々と移動していき
見つけた敵と戦うために色々と障害を乗り越えるという
珍しいタイプの話になっています。
普通の場合だと、敵が主人公を襲ってくるタイプが多いと思います。
それだと毎回理由を用意しないといけなく、
その理由が強引だと冷めてしまいます。
特に主人公を狙う理由に関しては、注意が必要になってきます。
ですが、この作品は九十九側が強い相手と戦いたいという
分かりやすく、強い理由がありますから
毎回理由付けすることなく、行動することに違和感がないという感じです。
考えてみると、主人公が積極的に敵と戦うために行動するという漫画は
あまり見ない気がします。
そういった点でも、この作品は珍しいのかもしれませんね。
色々と国を跨いで移動するので、
旅もの的な要素も入っていて、その国の特色なんかも読めて面白いです。
そして意外にも、飯もの要素もちょいちょい入ってきます。
美味しそうな料理も出てきて、読んでいてお腹が減ってくることがありますw
ここまで褒めちぎりなのですが、
ズル猫的にはバトルものの漫画としてはかなり上位にランクインするほどの作品です。
なぜ、アニメ化しないのかがとても不思議です。
※外伝の方はアニメ化されてるのですが。。。
本編もしてくれよ、って思ってます。
強いて、欠点をあげるとすれば、
恋愛要素はかなり薄いです。
まあ、ヒロインを置いて旅をするので、
ヒロイン自体が登場し辛いから仕方ないのですが。。
九十九の方も、恋愛よりも強い奴の方を優先って感じです。
中学生の頃の「女よりも男友達といた方が楽しい」状態ですねw
とにかく、バトルものが好きな方にはおすすめです。
関連作品の記事も書いてます。
合わせて読んでいただけると嬉しいです。
40代男性おすすめの漫画 【修羅の刻】感想
30代男性おすすめ漫画【修羅の門 第弐門】
30代男性おすすめ漫画 海皇紀
ストーリー:☆☆☆
キャラクター:☆☆☆☆☆
伏線:☆☆
バトル:☆☆☆☆☆
では最後にお勧め度です。
☆☆☆☆☆
ではでは、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。