どうも、ズル猫です。
23作品目の評価&感想は『修羅の門 第弐門』です。
強者と戦い、本来の自分を取り戻す話です。
巻数:1~18巻 完結
掲載雑誌:月刊少年マガジン
掲載時期:2010年~2015年
作者:川原正敏
その他作品:パラダイス学園(全3巻)
実録漫画 岡田有希子物語(読み切り)
あした青空(全2巻)
エンジェル(全1巻)
HERO(全1巻)
修羅の門(全31巻)
修羅の刻(全17巻)
海皇紀(全45巻)
龍帥の翼 史記・留侯世家異伝(~7巻 連載中)
修羅の門、修羅の刻と紹介させてもらったので、
『第弐門』の方も紹介させていただきたいと思います。
第弐門ということで、この作品は修羅の門の続編になります。
修羅の門が終了してから3年後くらいの話ですね。
この作品の最大のポイントしては、主人公の陸奥九十九が
壊れているんではないか、疑惑があるところです。
修羅の門の終了から第弐門が始まるまでの空白の3年間で
九十九はかなりの強敵と戦い、その戦いの記憶を失っているんですね。
勝ったか、負けたかわからない状態で
自分の中でモヤモヤとした思いの中、戦っていきます。
壊れている設定のせいか、
九十九のキャラが変わっているように見えます。
※あんなに暗かったかなぁ、と首を捻ってしまいますね。
ズル猫的には修羅の門の続編ということで、
連載当初はかなりテンションが上がりました!
ですが、その期待は裏切られることになります。。
月日の流れは残酷ですね。
作者も修羅の門の、あのストーリーラインと雰囲気を忘れてしまったのでしょうか。
ボス的キャラと戦うまでのプロセスが、ホント雑になってしまいました。
修羅の門では、ボスキャラと戦うまでの敵と戦うところも、
ワクワクするほど面白かったのですが、
第弐門では、それはもうあっさりとボスキャラと戦ってしまいます。
そして、ボスキャラはもちろん、新キャラなのですが、
その新キャラのボスを立てるための、噛ませ犬キャラも雑です。
噛ませ犬キャラ自体も新キャラだったりすることもあり、
「いや、そのキャラを倒したからって、こっちには強いって伝わらないよ!」ってなりました。
あとは、修羅の門で弱キャラになってしまったキャラを噛ませ犬にしたところで、
「うん、まあ、そのキャラに勝てないなら、九十九と戦う意味ないよね」状態です。
なんでしょうか。
本当に、同じ作者が描いたんだろうかと疑いたくなるほど
修羅の門とはストーリーラインが違います。
結構、いきあたりばったり感がありました。
どうせ、続編を描くのであれば、もう少し構想を練ってから
連載して欲しかったです。。。
また、修羅の門の頃から出てきているキャラと再戦することになるのですが、
そのキャラの強さがあまり伝わってきませんでした。
「今まで戦ってきた中で一番強い」と言葉で言われても、しっくりきません。。。
その辺はちゃんと、強いキャラを倒して、そのキャラをちゃんと立ててから戦って欲しかったです。
あと、空白の3年で戦った敵との戦いの方も、
もう少しちゃんと描いて欲しかったです。
上手くいけば、ベストバウトになっていた可能性は大です。
……結構、怒りを爆発させてしまいましたが、
逆にそれほど修羅の門が好きだったということで、許してください。。。
ただ、バトルの描写は健在というか、洗練されています。
戦いの描写に関しては満足できるかと思います。
1戦、1戦単位で見ると面白いです。
また、修羅の門で出てきたキャラや伏線なども回収されています。
懐かしすぎて、え? 誰?ってキャラも出てきます。
格闘ものが好きな方は、読んでみてはいかがでしょうか。
ストーリー:☆☆
キャラクター:☆☆
伏線:☆
バトル:☆☆☆☆
では、最後にお勧め度です。
☆☆
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合わせて読んでいただけると嬉しいです。
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ではでは、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。