空手小公子小日向海流の感想やおすすめ度は?

どうも、ズル猫です。
31作目の評価&感想は『空手小公子小日向海流』です。

どんな話?

体操選手だった主人公が、空手を始めて強くなっていく話です。

基本情報

巻数:1~50巻 完結
掲載雑誌:週刊ヤングマガジン
掲載時期:2000年~2012年
作者:馬場康誌
作者その他代表作
 空手小公子物語

感想

スポーツものとバトルものの間のような作品です。
ルールに乗っ取った空手の試合なのですが、
戦い自体は結構、派手なのでバトルもののような迫力があります。
ちょうど、はじめの一歩のような感じですね。
リアルに描きつつも、派手さがある。
そんな作品になっています。

この作品は何より、絵がとてもきれいです。
また、上でも書きましたがきれいだけではなく、
迫力もあって、
実にズル猫の好みの絵柄です。
最初は絵が好きで読み始めました。

読んでいるうちにストーリーにものめり込み、
読み進めていった作品です。

主人公の小日向海流は、元体操選手だったこともあり
身体能力が高く、飛び技が得意です。
ですが、最初は弱く、ちゃんと努力で強くなっていきます。
スポーツものや格闘ものに多い、途中でうんちくなどが入ることも少なく、
ストーリーの邪魔にはならないので、サクサクと読めます。

女の子キャラも可愛く、
恋愛要素も入ってくるので、
むさくるしくなく、逆に華やかな印象ですね。
登場自分物にそれぞれ、彼女ポジションの女の子が出てくるといった感じです。
その辺は名探偵コナンに近いかと思います。
微笑ましい感じで、恋愛の方も進んでいきます。

また、要所要所で入るギャグも面白かったです。
結構、個性的なキャラも多いので、
読んでいて飽きさせません。

ただ、個性的なキャラが多い分、
主人公の海流が、段々と霞んできてしまいます。
途中からは南の方が主人公なんじゃないかと思うほど、
試合も、日常パートも力が入っていました。
確かに、魅力的なキャラなんですけどね。。。

あと、気になる点としては、海流が強くなるのが遅い気がします。
ズル猫的にはドンドンと登っていく姿が見たいのに、
大事な試合では要所要所で負けてしまうので、
物語的に進んでいない感と、やっぱり負けてしまうと
そのキャラの魅力が下がってしまいます。

リアルな学校の部活ものであれば、目標は卒業するまでに全国制覇ということになると思うので、
負けながら、来年こそはもっといい成績を、という感じで進んでもいいのですが、
この作品は部活ものというよりも、個人的な戦い、つまりはバトルものの要素が強いので、
あまり負けてしまうと停滞感が出てしまうと思います。
※上手い言葉で説明できず、申し訳ありません。
感覚的にいうと、「バキ」や「はじめの一歩」を想像してもらうのが一番イメージが近いかと思います。
バキや一歩が何度も負けてしまうと、途端に魅力がなくなってしまうという感覚です。

ですので、どんなに苦戦しても、最後には勝って進んでほしいと言うのがありました。
※南の方が、それをやっていたので、よっぽど主人公ぽかったです。

とは言え、戦いの描写は迫力がありましたし、
魅力的なキャラも多かったので、
一歩のようにガンガンと勝ち進んでいく内容であれば、
また違った面白さが出たかもしれません。
※その一歩も、最近ではかなり迷走してしまっていますが。。。

この作者の絵はとても好きですし、
ギャグも面白いので、新作を楽しみにしています。

評価

ストーリー:☆☆
キャラクター:☆☆☆☆
伏線:☆
絵柄:☆☆☆☆☆

おすすめ度

それでは、最後におすすめ度です。
☆☆☆

空手小公子 小日向海流1巻【電子書籍】[ 馬場康誌 ]

記事内で出てきた作品の感想も書いてます。
合わせて読んでいただけると嬉しいです。
アラサーおすすめの漫画 はじめの一歩

ではでは、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

もち猫

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もち猫

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