どうも、ズル猫です。
34作目の評価&感想は『ROOKIES』です。
不良が集まる野球部を甲子園に導く話です。
巻数:1~24巻 完結
掲載雑誌:週刊少年ジャンプ
掲載時期:1998年~2003年
作者:森田まさのり
作者の代表作(一部記載)
ろくでなしBLUES(全42巻)
べしゃり暮らし(全19巻)
この作品はドラマにもなりましたので、かなり有名かと思います。
※ズル猫はアニメ化の方が良かったんですが。。。
ろくでなしBLUESに続き、不良が題材になっています。
ですが、ろくでなしBLUESとは違い、主人公は教師です。
この作品は大きく分けて、2つのブロックに分かれます。
1つ目は野球部の部員である不良たちとの信頼を築くブロック。
いわゆる、家族ものと呼ばれるパターンですね。
バラバラだった家族が結束していく、というような形です。
他の作品で言えば「GTO」、懐かしいところでいえば「ホットマン」とかがそうですね。
※ホットマンは家族のありようを考えさせるストーリーなので
少し違うかもしれませんが。。。
もう1つは純粋な野球ものです。
不良たちが結束し、本気で甲子園を目指す流れです。
1つ目のパートは主人公である川藤が中心の話になりますが、
2つ目はやや不良側の視点が中心になってきます。
まあ、どちらも面白いのですが。
森田先生はストーリーラインよりも、やはりキャラクターが上手いです。
野球部員である10人に、それぞれちゃんと特徴があり、
それぞれにちゃんとしたバックボーンが作られています。
ですので、あれ? このキャラ、どんなキャラだったかな、と
ゴチャゴチャになることはありません。
それは、新たなキャラである新入部員なども
ちゃんと立てられています。
そして、何より川藤のキャラが熱いです。
真っ直ぐで、生徒思いで、ちょっと抜けているところがあり、魅力的なキャラです。
生徒の夢を馬鹿にされると手を出してしまうほど、
生徒のことを本気で考えています。
さすがにズル猫が通っていた学校には、こんな先生はいませんでした。
当たり前ですが。
今なら、教育員会が黙ってないでしょうね。
ですが、そんな川藤だからこそ、不良たちの心を変えていくことができます。
また、野球部の不良たちも、それぞれ特徴があり、
悩み、苦しみながら進んでいきます。
野球の描写は派手寄りになっています。
あまり、専門的な感じではないので、敷居は低いのではないでしょうか。
感覚的にはH2と同じような感じでしょうか。
ただ、最後は打ち切りと言うか尻つぼみ感があります。
これは森田先生が体調を崩していた為、仕方がないのですが。。。
ズル猫的には休載して、体調が回復したあと、続きを描いて欲しかったです。
ろくでなしBLUESくらい巻数が続けられるポテンシャルは全然あったと思います。
スポーツものが好きな方は、是非、読んでみてはいかがでしょうか?
ガチガチのスポーツものとはちょっと違った面白さを感じられると思います。
ストーリー:☆☆☆☆
キャラクター:☆☆☆☆
伏線:☆☆
熱さ:☆☆☆☆☆
では最後におすすめ度です。
☆☆☆☆
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それでは、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。