どうも、ズル猫です。
37作品目の評価&感想は『THE MOMOTAROH』です。
次々現れる強敵を倒していく、プロレスラーの話です。
巻数:1~10巻 完結
掲載雑誌:週刊少年ジャンプ
掲載時期:1987年~1989年
作者:にわのまこと
作者の他代表作
超機動暴発蹴球野郎 リベロの武田(全9巻)
陣内流柔術武闘伝 真島クンすっとばす!!(全15巻)
BOMBER GIRLシリーズ
30年前の作品です(もうそんなに経つんですね……)。
懐かしいと思う方も多いのではないでしょうか。
珍しいプロレスの漫画です。
プロレスの漫画で1番有名なのは「キン肉マン」なのではないでしょうか。
そんなキン肉マンと同時期に連載されていました。
キン肉マンはプロレス+超人という組み合わせでしたが、
この作品はプロレス+おとぎ話という、なんとも異色な組み合わせの漫画でした。
桃太郎、金太郎、浦島太郎など、おとぎ話になぞられたキャラクターが出てきます。
設定としては、それぞれの子孫と言う形になります。
主人公のモモタロウは、おとぎ話に出てくる桃太郎の子孫という感じです。
キン肉マンと同様にバトルが中心にストーリーが展開されていきます。
バトル内容も迫力があり、それぞれ必殺技なんかもあって盛り上がります。
ズル猫の好物である、新必殺技の特訓などもあって、満足でした。
にわの先生は「真島クンすっとばす!!」でもそうでしたが、
戦闘の描写はとても上手くて読みやすいと思います。
また、バトルものでありがちな、強さのインフレも起こりません。
最初に戦ったライバル的なキャラクターは、
最後まで強キャラとして、登場し続けます。
主人公がダントツで強く、ずっと主人公が戦い続けるというわけではなく、
ちゃんと仲間の試合も丁寧に描かれています。
ですので、主人公以外の試合も読み応えがあります。
そして、何より、にわの先生の真骨頂はギャグです。
多彩なキャラクターに、ぶっ飛んだギャグ。
当時のズル猫は腹を抱えて笑ったものです。
一番印象に残っているキャラクターと言えば「もんがー」ですかね。
あの、なんとも形容しがたいキャラ。
今で言うとキモ可愛いという感じでしょうか。
作中最強ではないかと思われるほどの破壊力を持ちながら、
骨が脆くてすぐに骨折して、骨が飛び出すというのも、ギャップがあって面白かったです。
※全然グロくはないです。
バトルの最中でも、どんどんギャグを入れ込んでいく、あのスタイルは
当時は夢中になって読んでました。
ただ、ちゃんと締めるシーンはビシッと締めています。
あとは、やっぱり女の子キャラが可愛いですね。
可愛い上に色気があるという、最強な女の子キャラも多数出てきます。
※メインヒロインは逆に色気よりも可愛い方にふってあります。
正直、最終回はとても悲しくなりました。
もっと読みたかったのに、と。
まあ、とてもいいラストだったのですが。
ギャグとバトルが好きな方は是非、読んでみてください。
ストーリー:☆☆☆
キャラクター:☆☆☆☆☆
伏線:☆
ギャグ:☆☆☆☆☆
それでは、最後におすすめ度です。
☆☆☆☆☆
すぐに読みたい、持ち運びが面倒くさいというあなたには、電子書籍がおすすめです。
途中の巻が売ってないことや、そもそも置いてないこともないです。
THE MOMOTAROH1【電子書籍】[ にわのまこと ]
ではでは、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。