どうも、ズル猫です。
42作品目の評価&感想は『動物のお医者さん』です。
獣医学部の大学生である主人公の、ドタバタの日常を描いたお話です。
隙間時間に気軽に。
電車の中でも。
巻数:12巻 完結
掲載雑誌:花とゆめ
掲載時期:1988年~1993年
作者:佐々木倫子
作者の他代表作
おたんこナース(全6巻)
Heaven?(全6巻)
月館の殺人(上下巻)
チャンネルはそのまま!(全6巻)
今回は少女マンガなのですが、とても面白かったのでご紹介いたします。
この作品はドラマ化もさていますので、有名かもしれませんね。
江守徹が良い味を出していました。
1話完結の、いわゆる日常系の漫画になります。
ですので、電車の中で読むのにも最適です。
「うわー、この続き、気になる」ということもありませんから。
獣医学部という、なかなかない素材を使っているのがいいですね。
そういう点でいうと、『銀の匙』も農業学校を題材にしてますから、同じかもしれませんね。
どちらの作者も北海道出身なので、自分の経験を描けるというのは強みなんですね。
また、ズル猫も同じ道民でしたので、親近感が沸きます。
知らない分野の漫画ですと、「へー、そうなのか」という驚きや物珍しさもあり、
ドンドン、ページをめくってしまいます。
気づいたら、読みきってしまうことも多いのではないでしょうか。
獣医学部は当然といえば、当然ですが普通の大学とは勉強する内容が全然違います。
そういう部分がコミカルに描かれています。
また、動物病院として、動物を連れたお客さんも来るので、
そこでもまた、色々な動物が登場します。
その際、動物の特色なんかも描かれるので、勉強になりますね。
何より、可愛い動物は日々の疲れを癒してくれます。
主人公のハムテルも、チョビという犬を飼っているのですが、
そのチョビがいじらしくて、本当に可愛いです。
あんな犬が実際にいたら、飼いたいですね。
動物だけではなく、キャラクターもかなり個性的で面白いです。
個性的とは言っても、漫画の中にしかいないような突飛な性格ではなく
あー、こういう人、いるよね、というような現実の世界にもいそうな、
絶妙なキャラクターばかりです。
特に、漆原教授みたいな、我が道を行くおじさんは近所に一人くらいは
いたのではないでしょうか。
この作者は日常をコミカルに描くのが、本当にうまいです。
道民なら、あるあるなことも描かれていて、思わず懐かしくなります。
また、舞台となるH大は本当にある大学をモチーフにしてますので、
機会があれば行ってみても面白いかもしれません。
この作品は疲れたときに、癒しとして読んでもらいたいです。
すでに読んでいても、もう一度読み返してはいかがでしょうか。
ストーリー:☆☆☆☆
キャラクター:☆☆☆☆☆
伏線:☆
癒し:☆☆☆☆☆
おすすめ度です。
☆☆☆☆☆
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それでは、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。