どうも、ズル猫です。
50作品目の評価&感想は『金色のガッシュ!!』です。
どんな話?
千年に一度の魔王を決める戦いで、仲間と共に魔王を目指して戦う話です。
基礎情報
巻数:1~33巻 完結
掲載雑誌:週刊少年サンデー
作者:雷句誠
掲載次期:2001年~2008年
感想
第48回(2002年)の小学館漫画賞で受賞しています。
アニメ化もされ、一世を風靡した作品です。
話は逸れますが、作者は小学館と揉めていましたね。。
それで講談社の方に移っているようです。
作品のストーリーラインとしては、
魔王になる為の戦いで、相手に戦いを挑まれて倒すというものになっています。
トーナメントとかではなく、結構、自由に戦ったり逃げたりできます。
世界中に散らばった、100人の魔王候補者がいて
最後の1人になるまで戦い続けるという設定ですが、
敵の方が積極的に候補者狩りをしています。
主人公たちは降りかかる火の粉を払うという展開です。
※せっかく倒しても、逃がしたり逃げられたりします。
ズル猫的には、ちょっとストーリー展開が単調な感じがしました。
主人公たちの性格上、自分たちから進んで戦いに行くということはないのですが、
それでも、魔王を目指しているのと最後の1人になるまで戦うというルールがある以上、
何かしら、戦いに行くという流れが欲しかったです。
※ルール的には最後まで残った者が勝者なので、
一切戦わずに、最後の2人になるまで逃げ回り、
2人になったら、背後から本を奪って燃やして魔王になることもできます。。
そんなのが魔王になってもいいのか、魔界!
バトルに関しても、基本、呪文の打ち合いになるので、
単調な感じがしました。
基本、相手の必殺技をどう攻略して、こちらの技を当てるかという勝負です。
ですので、肉弾戦的なのは少ないです。
恐らく、そこがズル猫的にあまり好きじゃないバトル方式なのだと思います。
ジョジョの奇妙な冒険のスタンド戦のように、
相手の能力を見破って戦うという流れは一緒なのですが、
スタンドのように、そこまで相手の能力のバリエーションがないので
単調な感じがしたのかもしれません。
ターゲット層が低いこともあり、
主人公たちの葛藤も少なく、理不尽的なこともあまりありません。
※別の漫画家が「月刊コロコロコミック」や「ちゃお」で、
4コマ漫画を掲載するなど、児童層の取り込みをしていたようですね。
アニメでも児童層の視聴者が多かったのではないでしょうか。
さらにご都合主義もちょっと多いような気がしました。
契約者をタイミングよく見つけたり、
その契約者が成人君主のような人だったりと。
今まで発動できなかった呪文が急に発動出来たり、
その呪文が戦いを一変できる能力だったりなどなど。。
ここまで結構、ボロボロに書きましたが
一世を風靡した作品の貫禄はあります。
正義(いい人)は必ず勝つという部分も爽快感がありますし、
何よりもキャラが真っ直ぐというところで、好感が持てました。
※共感はありませんでしたが。。。
また、バトルでは死んだりするのではなく、
本を燃やすことで魔界に強制的に帰ることになるので、
いつそのキャラが消えるかの、緊張感はあります。
中盤からは仲間と一緒にワイワイと戦うので、
戦いの中での緊張感も保ちながら、
楽しい感じもあります。
評価
ストーリー:☆☆
キャラクター:☆☆
伏線:☆
真っ直ぐさ:☆☆☆☆☆
おすすめ度
最後にお勧め度です。
☆☆
それでは、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。