猫の日常系漫画　鴻池剛と猫のぽんたニャアアアン！感想

今回の評価＆感想を書かせてもらう作品は『鴻池剛と猫のぽんたニャアアアン！』です。

鴻池剛と猫のぽんたニャアアアン！とは？

ちょっと変わった猫と過ごす日常を描いた話です。

巻数：2巻　連載中
掲載雑誌：コミックエッセイ劇場
http://www.comic-essay.com/episode/54
掲載時期：2015年～
作者：鴻池剛
作者の他代表作
　ヒモメン
　崖っぷちルームシェア

「次にくるマンガ大賞」の第２回で第２位になっています。
最近はＷｅｂ漫画から書籍になることが多いですね。
一番有名なのは「ワンパンマン」でしょうか。

Ｗｅｂで無料で読めるのに、書籍にして欲しいという声が出ると言うことは
それだけ根強いファンがいるということですね。

この作品はいわゆる、猫は可愛いので飼ってみたら、という内容ではありません。
逆に猫を飼う大変さを中心に描かれています。
ズル猫も猫を飼っているのですが、確かに猫を飼うのは大変です。
臭いとか生傷が絶えないとか。。。

この作品を読んでいると、猫を飼っているなら
ああー、わかるわかるという、あるあるなところも出てきて面白いです。
本当に猫は気まぐれで、予想もしないことをやってくれます。

ですが、それを補ってあまりあるほど、可愛いんですよね。
癒されます。

動物のお医者さんとは違った感じで面白いです。

この作品で出てくる猫の「ぽんた」くんは、ちょっと狂暴です。
飼い主に懐くことなく、逆に攻撃対象と見ているところが面白いですね。
そういうところも味があって、可愛いです。

さすがに少しは大げさに描いているのでしょうが、
作者の生傷の写真などもあるので、引っ掻いてくるのはあるようです。

ちなみにズル猫の家で飼っている猫は、引っ掻いてきたりはしません。
トイレは時々しくじりますが。。。

普通の漫画と違い、猫たちの写真が載っています。
実際の写真があるので、結構、愛着が湧くのでいいですね。

また、漫画のネタとして出てくるシーンなどの写真もあるので
漫画とは違った形で楽しめます。

なんと言っても、この作品の一番の見所はギャグです。
というより、鴻池先生は何気ない日常を漫画にするのがとてもうまいです。
ちょっとしたネタに対して、ちゃんとオチをつけられるのはすごいですね。
読み始めると止まりません。

ぽんたくんは、作中、結構な頻度で怒るのですが、
その怒った顔が、また可愛いです。
これは一種の顔芸ですね。
思わず、怒らせたくなってしまいます。

動物を飼いたいと思うときは、その動物の可愛い部分しか見ないことが多いです。
ですが、生き物ですから、食べ物やトイレなどの世話も当然しなくてはなりません。

昔、ペットブームだった頃は、ペットを飼ってみて大変だし、思ってたの違うということで
ペットを捨てるというのも世間で問題になっていました。

ですが、この作品はそういう部分もちゃんと描かれています。
ですので、この作品を読んでも、飼いたいと思えたのなら、飼ったとしてもそこまでギャップは感じないと思います。

猫を飼おうか迷っているなら、是非、一度読んでみてください。

ストーリー：☆☆☆
キャラクター：☆☆☆☆
伏線：☆
ギャグ：☆☆☆☆☆