【アニメ】カウボーイビバップ　感想

お休みの日、空いた時間に見る、おすすめのDVDを紹介します。
今回ご紹介するのは『カウボーイビバップ』です。

どういう話？

宇宙を飛び回る、貧乏な賞金稼ぎたちの日常の話です。

感想

一言で言って、渋いです。
まさに大人のアニメと言ってもいいでしょう。
ライトノベルが原作のアニメとは違って、若くて可愛い女の子は出てきません。。。
女性も出てきますが、大人の色気をもった女性です。
登場人物のほとんどは25歳以上の大人で構成されています。

ストーリーラインとしては、事件があり、調査をして犯人を捕まえると言う
いわゆる職業系に近い感じでしょうか。
大人のキャラクターですので、もちろん、考え方もしっかりともったキャラが
ストーリーを展開させていきます。
そこには正義感ではなく、ちゃんと打算が入った、実に人間らしい目的で
それぞれが動いていきます。

また、犯人側にもドラマがあり、犯人と賞金稼ぎとの関係での葛藤や
社会の理不尽とも向き合いながら、彼らは日々を生きています。

とはいえ、暗い話かといえば、そうでもありません。
大人のアニメらしくシュールなギャグや、派手な打ち合い、バトルシーンもあり
十分、見ごたえがあります。

主人公であるスパイクは、普段はやる気がなくだらしないですが、
やるときはしっかりとやる、ピリッとしたキャラです。
そのスパイクを支える相棒のジェットは、渋く、懐が深いキャラです。
ジェットに憧れるという方も多いのではないでしょうか。
あの渋さはなかなか出せるものではありません。
ズル猫もあんな大人になりたいですね。

また、ヒロイン枠のフェイも、大人の色気とズルさを持ちながら
人情もあり、それでいてお金にだらしないと言う
なんとも濃いキャラになっています。

そんな大人たちに囲まれている、唯一の子供枠のエド。
子供ながらの無茶と、ぶっ壊れ方は、見ていて本当に面白いです。
さらに動物枠もあったりして、メインキャラクターたちだけでも
十分ストーリーが来てしまうほど、濃厚なキャラになっています。

この作品はキャラやストーリーだけではなく、
音楽にも力を入れています。
各話のサブタイトルには
「アステロイド・ブルース」「闇夜のヘヴィ・ロック」など音楽のジャンルが入っていて
その曲の雰囲気に合わせたストーリー作りになっています。
こういう音楽に縛りがある作品は珍しいのではないでしょうか。
その音楽、BGMも大人に向けた、雰囲気があるものになっています。

休みの日に、落ち着いて見るのに、カウボーイビバップはおすすめです。