今回の感想&評価させていただく作品は『とめはねっ! 鈴里高校書道部』です。
とめはねっ! 鈴里高校書道部とは?
書道を通して、人間的に成長していく話です。
基礎情報
巻数:14巻 完結
掲載雑誌:週刊ヤングサンデー/ビッグコミックスピリッツ
掲載時期:2007年~2015年
作者:河合克敏
作者その他代表作
帯をギュッとね!
モンキーターン
感想
書道を題材にした漫画
『帯をギュッとね!』は柔道、『モンキーターン』は競艇で
派手な動きがある題材が多い河合先生でしたが、今回はなんと書道を題材にしてます。
『帯をギュッとね!』や『モンキーターン』は勝負の行方が中心の話でした。
ですが、今回の『とめはねっ!』はヒューマンドラマが中心の話になっています。
勝負の行方に頼らず、人間関係でドラマを描けるのはすごいですね。
また、書道についての詳しい成り立ちや、うんちくなどもしっかりと描かれています。
書道の中にも、さまざまな書き方があり、どう書道に取り組んでいくかなど、読んでいて勉強になります。
部活ならではの要素
書道部なので、部活になります。
部活でよくある合宿などもあります。
合宿で泊まりなんて、思わず懐かしいと感じるのではないでしょうか。
緩めのラブコメ
もちろん、ラブコメの要素も入っています。
ただモンキーターンのように、どっちを選ぶというような悩むような流れではないです。
どちらかというと、片思いをしていても、なかなか思いを伝えられないという、現実に近い感じですね。
少しはイライラしますが、基本的には見ていて微笑ましいという感覚です。
ヒロインは元気が取り柄で、柔道をやっています。
帯ギュの桜子に近いイメージですが、桜子よりもちゃんとヒロインをやっていますね。
作品は読者募集
特徴的なのは、作品内に出てくる書は読者から応募されたものを使っていることです。
確かに、作者は書を書くことに関しては慣れていないので、どう表現するかは困ったと思います。
ですが、読者から送られてきた作品を使うことで、そのあたりの懸念をクリアしてます。
これはうまいやり方ですね。
書道に関しては、小学生以来だと思いますので、この歳で改めて書道の作品を見ると
なかなか考え深いものがあります。
まとめ
最初は書道が題材だと地味で面白くなさそうと思うかもしれません。
ですが、読んでみると引き込まれる面白さがあります。
書道だけではなく、はやりキャラクターがいいのだと思います。
まだ読んでないのであれば、ぜひ、読んでみてはいかがでしょうか?
評価
ストーリー:☆☆☆
キャラクター:☆☆☆☆
伏線:☆
うんちく:☆☆☆☆☆
おすすめ度
おすすめ度です。
☆☆☆☆
ではでは、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。