漫画だけではなく、アニメや映画、ドラマなどのレビューもしていこうかと思います。
今回の感想を書かせてもらう作品は『Miss Sherlock』です。
シャーロックと自称する女性が難事件を解いていく話です。
ミス・シャーロックはHuluで配信されているオリジナルドラマです。
HuluとHBO Asiaが共同で制作しているようです。
脚本 福田雄一
主要人物
シャーロック:竹内結子
橘 和都:貫地谷しほり
シャーロックホームズを主題とした作品は数ありますが、女性のホームズというのは初めてではないでしょうか。
ホームズは人気がある作品だけに、なかなか勇気が必要なことだと思います。
賛否両論のを覚悟の上で制作しているのはすごいですね。
シャーロックホームズの名を使うだけあり、本格的な推理が展開されます。
一話目から、被害者がいきなり腹が爆発するという怪事件からスタートします。
インパクトとしてはドラマのガリレオを彷彿させますが、
ガリレオはどういう原理で爆発を起こしたかを推理していきますが、
今回の作品は誰が犯人かや事件の背景を探っていきます。
また、複数の事件が最後に1つにまとまっていくというのも、面白いです。
綺麗にまとまっているので、安心してみていられるドラマです。
普通にテレビ放送がされていれば、結構な視聴率を叩き出せたのではないでしょうか。
シャーロックホームズと言えば、英国紳士で完全無欠の人物ですが、
今回は女性版ということで、やや偏屈で変人に描かれています。
もちろん、人や物事を見抜くところは健在です。
演じている竹内結子の魅力もあり、面白いキャラクターに仕上がっています。
その竹内裕子演じるシャーロックに、貫地谷しほり演じるワトソンが振り回されていく内容です。
竹内裕子でコンビもの、推理もので思い出すのは
チームバチスタの栄光でしょうか。
阿部寛と竹内裕子コンビで送る、医療機関における事件を解決する話でした。
そのときは、竹内裕子は振り回される方の役で、今回とは逆ですね。
そういう対比を楽しむにも、『チームバチスタの栄光』もおすすめです。
変人のホームズと言えば、ハリウッドで2009年に公開された
ロバート・ダウニー・Jr主演の『シャーロック・ホームズ』があります。
頭は切れるが人間と関わることが苦手で、自己中心的なホームズです。
アイアンマンで有名になったロバート・ダウニー・Jrが演じることで、かなり魅力があるキャラになっています。
割と今回のホームズに似てるかもしれません。
そして最近、『シャーロック・ホームズ』の3が出るとの情報が出ました。
ですが公開予定は2020年。
まだまだ先ですね。
全体的にキャラも魅力があり、事件も纏まっていますが残念な点もあります。
それはワトソンが全く生かされていないところです。
現在では、ただの狂言回しで、精々、事件を解くためのきっかけを偶然に見つけるというものです。
あとは、ホームズを引き立たせるための、ダメな推理を展開するという役目でしょうか。
古畑任三郎でいう今泉慎太郎の立ち位置です。
せっかく医者という設定があるので、もう少し、医者としての知識を生かした立ち位置になって欲しいものです。
『シャーロック・ホームズ』の方ではちゃんとコンビという感じがしていて、
お互いがお互いを認め、なくてはならない存在として並び立っています。
まだ序盤と言うことで、シャーロックの方が和都に心を開いていないからかもしれませんが、
今後はもう少し活躍の場を見せてほしいですね。
今回のMiss Sherlockも『シャーロック・ホームズ』もHuluで見れます。
また、多数アニメやドラマなども見れますので、この機会に見てみてはいかがでしょうか?
それでは、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。