今回はhuluにドラマのゼロ一攫千金ゲームの特別編があったので見てみました。
エピソードZERO山口カズヤ編です。
以下ネタバレありなので、注意してください。
主人公の山口カズヤは高校の頃、零と同じ水泳部に入っていた。
必死に努力するカズヤだったが、零にレギュラーの座を取られてしまう。
だが零はレギュラーを辞退し、カズヤがレギュラーの座を掴んだ。
そのことが逆にカズヤのトラウマとなっていた。
時は過ぎ、約１０年後。
カズヤはＩＴの会社で世界的に有名なアプリを開発し、
天才プログラマーとして一躍脚光を浴びていた。
次のプロジェクトではリーダーを任されることが決まる。
喜んだカズヤは片思いの相手である宮本亜里沙に
告白するが返事を先延ばしにされてしまう。
そんなとき、チームにアドバイザーとして向井シオンが入ってくる。
向井は来週のコンペで受かった人が新チームのリーダーにすると言い出す。
カズヤは亜里沙に次のコンペで受かったら結婚して欲しいと告白する。
それを受ける亜里沙。
カズヤは連日徹夜で企画書を作り上げる。
しかし、コンペで採用されたのは向井の企画書であった。
カズヤは自分が負けるはずがないと上司に食って掛かり、
さらに向井が不正をしたと言い出す。
そんなカズヤを見て、亜里沙も困惑する。
カズヤは「カスなんかが天才の評価なんかできない」と言い捨て
会社を辞める。
そして、カズヤは全ての元凶は零に負けたことから始まったと考える。
零に復讐を誓うカズヤの前に、ある女性が現れたのだった。
ここからは感想を書いていきます。
エピソードZEROの主人公として出したからには
本編で重要な役だと思います。
ですが、なんでこんなキャラにしたんでしょうか。
不思議でなりません。
零のライバルにするなら小物過ぎます。
零だけではなく、ポッと出てきた向井にも負ける始末です。
人望もなければ、天才的な才能もありません。
※プログラマーとしては一流かもしれませんが、
本編ではあまりパソコンを使う流れではないので活かせないかと。
逆に零と和解して仲間となり、足を引っ張るキャラにするにしても
もうそのキャラはいますから、追加するメリットがありません。
デスノートのように２大主人公にする気でしょうか？
その割にはカズヤはクズなので応援したいとは思えません。
もし、ライバルとして出したのだとしたら
もう少し零と張り合えるほどの天才ぶりを出して欲しかったですね。
せめて、このエピソードでは敵なしくらいにしないと魅力がありません。
出てくる天才たちをなぎ倒した後、
「こんなやつらを何人倒したところで、零の足元にもおよばない」
みたいな台詞を言って、今の地位を捨てて零に挑むという流れの方が
盛り上がったんじゃないでしょうか。
どちらにしても、スネ夫タイプくらいが落としどころではないでしょうか。
恐らく、このキャラは埋もれてしまうと思います。
単発のドラマの主人公として見る分には有りだと思いました。
トラウマを持ち、それを払拭するために努力し、
やっと今の地位を手に入れた瞬間に何もかもがうまくいかなくなる。
こういう展開はドラマだと栄えますね。
いわゆる王道の流れでしょうか。
ただ、こういう主人公にする場合、クズにしては駄目ですよね。
まったく感情移入できなくなります。
後半の「俺がお前なんかに負けるわけがない」という台詞は
やりすぎです。
視聴者も全く応援したくなくなりますね。
さらにこの主人公、上手くいかないのは全部零のせいだと考えている所が、
致命的ですね。
完璧に逆恨みです。
付き合ってもいないのに、「結婚してください」も
ちょっと引きました。
しかも、単体のドラマではないので
主人公が落ちて終わりです。
本来であれば、ここから主人公が反省して、
真摯に自分と向き合い、トラウマを克服して
ハッピーエンドまでが一連の流れですが、それがありません。
きっと、本編の方でそれをやるのでしょうか？
ただ、本編は零が主人公なので、カズヤの方にあまり重点は置いて欲しくないですね。
印象的にはすべて中途半端感がありました。
３０分ではなく、１時間して
トラウマを克服して成長したカズヤが再び零に挑むという流れだと違ったのでしょうが。。。
☆としては２くらいでしょうか。
とりあえず、本編に期待といったところでしょうか。
最後に、こちらの作品もhuluで見れます。
ドラマだけではなくアニメや映画もたくさん入っています。
興味があれば、見てみてください。
それでは最後まで読んでいただき、ありがとうございました。