今回は、アニメや実写映画にもなった宇宙兄弟の感想を書いていきたいと思います。
宇宙兄弟は宇宙飛行士を夢見た兄弟が、2人揃って宇宙飛行士として宇宙に行こうとするストーリーです。
主人公の六太はトラブルで仕事を辞めたとき、弟から書類が届き、見てみると、宇宙飛行士への試験を受けることになり、本格的に宇宙飛行士になるために頑張り始めます。
既に弟は宇宙飛行士になっているため、多少の情報のアドバンテージはありますが、基本的には六太の努力と機転によって試験を潜り抜けていきます。
ストーリーラインを見ると、宇宙飛行士になるための訓練や勉強などをして、試験が始まるまでが長そうですが、すぐに始まります。
非常にテンポよく進みます。
(その分、そんなに簡単に宇宙飛行士を目指せるのか?と感じてしまうことにはなりますが)
この作品の一番の売りは、宇宙飛行士になるためにはどんなことをやり、どんな試験をやるのかが描かれているところでしょう。
普通はどんな試験をやっているのか、わかりませんからね。
そして、試験自体も変わったものばかりで、読んでいて面白いです。
そして、最初の山場は六太が宇宙飛行士の試験に合格するか否か、ですね。
ただ、私的にはここがピークなような気がします。
この後は宇宙飛行士といってもすぐに宇宙に行けるわけではなく、「順番待ち」ということで直接的に頑張るのはあるのですが、結局は、運のような感じもするため、どうしても試験と比べて受け身になってしまう感じがします。
とはいえ、この作品はエピソードやキャラクターも特徴的で面白く、読んでいて飽きてきません。
読み始めると、気づいたら最新刊まで読んでしまう、ということもあるでしょう。
ちなみに、アニメは原作に忠実なのでお勧めですが、実写映画のほうはちょっと微妙だと思いました。
2時間という縛りがあるのと、結局、主人公の六太は試験を受けるだけで、弟の方が宇宙に行くという形になるので、どっちつかずな印象を受けました。
これは仕方ないんですけどね。3部作にするかオリジナル要素を入れるかすれば、良かったかもしれませんが、色々作成側も都合があると思うので簡単な話ではないでしょう。
職業物が好きであれば、ハマると思いますので、是非、読んでみてください。
それでは最後まで読んでいただき、ありがとうございました。