今回は自由人HERO(フリーマンヒーロー)の感想を書いていきたいと思います。
この作品は南国少年パプワくんの柴田亜美先生の作品になります。
パプワくんの方がかなり有名で、この作品を知らないという人が多いかもしれません。
どうしても、パプワくんと比較されて、あまり日の目を見ない作品ですが私はかなり面白いと思います。
パプワくんにハマったのであれば、確実にこの作品もハマると思います。
柴田亜美先生といえば独特なギャグですが、もちろんこの作品でもギャグ満載です。
独特で特徴的なキャラクターが織りなすギャグは本当に何度見ても笑ってしまいます。
柴田亜美先生の真骨頂はギャグだと思うのですが、先生自身はきっとバトルものが書きたいんだろうなと思います。
パプワくんも後半は結構、バトルの連続でしたが、この作品も結構、バトル寄りの話になっています。
人間界、鳥人界、獣人界、花人界、竜人界、蟲人界、海人界の7つの国に分かれていて、その7つの国が戦争をするというのですが、それぞれの国のものが擬人化された感じです。
設定などはとても惹きつけられて、面白いと思うのですが、正直、先生はバトルは好きなんだと思いますが、バトル描写はあまりうまくないのかなと……。
最後は結局、大技を撃って終わりという聖闘士星矢の方式なのですが、小技の格闘の部分があまりないので、大技を撃って終わりだとちょっと味気なく感じてしまうんですよね。
なので、ガチガチのバトル漫画を見たいと思った場合は味気ないかもしれません。
あくまでも、ギャグマンガを読みたいときに読む感じですかね。
ギャグの合間に骨休み的な感じでバトルが入るという感じで読んでもらえればよいかと思います。
別にディスっているわけではないんです。
本当に盛り上げ方は面白いと思います。
ピンチの時に主人公や頼りになる仲間が助けに来るところは胸が熱くなります。
それだけにやっぱり、戦闘描写が味気ないのが、本当に勿体ないです。
この作品はパプワくんと違い、ちゃんと主人公のヒーローが戦います。
普段はパプワくんみたいな体型ですが、戦うときはちゃんと変身することで、等身が高くなり格好いいんです。
ただ、やっぱり、最後の方はバトル続きになってしまうのと、バトルの描写自体が似通ってしまうので、ちょっと飽きてしまうかもしれません。
それでも要所要所のギャグは本当に面白いです。
ギャグセンスは天才だなぁと思います。
何もかも忘れて、笑いたいというときに是非、読んでみてください。
それでは最後まで読んでいただき、ありがとうございました。