今回は亜人ちゃんは語りたいの感想を書いていこうと思います。
この作品は、ヴァンパイア、デュラハン、雪女、サキュバスなどなど、伝説上の妖怪は、実は突然変異の人間、亜人だったという設定のお話です。
自分は、同時期に連載していた『亜人』と関連した漫画かと思っていましたが、全然違います。
学園ほのぼの系の漫画になります。
最初に感想を書いておくと、かなりお勧めです。
この作品は珍しいことに、日常系のほのぼの学園系なのに「先生」が主人公です。
先生が主人公の場合って、大体は問題のあるクラスを立ち直らせていくという内容が多いですが、この作品は違います。
もちろん、亜人の女の子というのは普通の人間とは違い、亜人ならではの悩みを持っていて、そのことについて主人公が解決していくという流れですが、悩みというものは重くなく、「亜人の女子高生」らしい可愛らしい悩みであることが多いです。
そのことで、亜人である女子高生から慕われていくという流れは、読んでいてくすぐったいというか、嬉しいというか、もし自分が高校教師だったら、こんな生活もあったかもしれないという妄想を味わえる作品です。
あと、なんといっても、この作品というか、作者は物凄く伝承について調べられています。
なので、「亜人ならでは」の悩みと、「女子高生ならでは」の悩みが合わさった形での問題がとても斬新で面白い形になっています。
もちろん、解決方法もなるほど、と思わず膝を叩いてしまうほど秀逸なもので、納得してしまいます。
ただ、問題を解決するのではなく、相談者の気持ちを汲みつつも、女子高生の気持ちに四苦八苦しながらも進んで行く主人公というのが読んでいて感情移入できます。
そして、なにより女の子が可愛いですね。
個性豊かな亜人の女の子に囲まれながら、学校生活を送るというなんとも羨ましい状況です。
この作品を読むと、学校の先生もいいかも、なんて思いますが、現実は全然違うんでしょうね。。。
ただ、やはりそこは漫画。
思い描く理想の学園生活に浸ることができるでしょう。
なので、学生の方よりも社会人になった男性のほうがより物語に没頭できそうですね。
会社で嫌なことがあったときや、気分が落ち込んだことがあったら、是非、亜人ちゃんは語りたいを読んで心を回復させてみてください。