ザ・ファブルの続編である、ザ・ファブル The second contactの1巻の感想を書いていきたいと思います。
今回は1巻はもちろんですが、前作のザ・ファブルのネタバレも含みますのでご注意ください。
ザ・ファブル The second contactは完全にザ・ファブルの続編なので、ザ・ファブルを読んでいないと全く話が通じないので、必ずザ・ファブルから読むようにしましょう。
ザ・ファブルのラストで、人助けのために旅に出た佐藤とヨウコでしたが、早々に「例のウィルス」の流行りのせいで戻って来ているというところから話はスタートします。
こういうところは現実とリンクしているので、より没頭できるところですね。
10年後に読み返して、例のウイルスが収まっていたら、「ああー、そんな時期があったなぁ」と懐かしむことができそうですね。
そして、佐藤は帰って来ているということで、ミサキと新婚生活をしています。
ザ・ファブルのときは、佐藤は絶対に普通の人とは一緒に住めなさそうなイメージでしたが、そこはミサキの懐の深さというか、少しズレたところが上手くマッチしているのか、意外と上手く、幸せそうに生活しています。
これは、ミサキ以外とは絶対無理だなって感じがします。
ただ、1巻ということで、どちらかというと佐藤よりも、他のメンバーが何をしていたのかが中心で描かれています。
なので、1巻では佐藤の活躍はほとんどありません。
ですが、アザミやユーカリ、クロちゃんたちがどんな感じで過ごしていたのかが見れるのは新鮮な感じがしますね。
ザ・ファブルでは佐藤視点で、どうやって「普通の生活」をしていくのか、ということが主に描かれていましたが、セカンドではおそらく、同じような展開にはしないでしょう。
なので、セカンドはどういった方向でストーリーを動かしていくのかが注目ですね。
1巻のラストでは、真黒組と敵対する組が登場し、クロちゃんを通して抗争の火種のようなものが起こりました。
佐藤の「周りにバレずに普通の生活する」という主題が使えないので、抗争の話にしていくのかなとは思いますが、今回は佐藤だけではなく、アザミとユーカリも仲間ですから、普通の組程度では話にならないでしょう。
となると、この佐藤、ヨウコ、アザミ、ユーカリと対抗するとなると相手の組にも裏の組織があって、そことの抗争、という感じになるのでしょうか。
ただ、ファブルの持ち味はバトルではなく、シュールなギャグだと思っているので、あまりガチガチのバトル展開にはなってほしくないかなと、個人的には思っています。
まだまだ始まったばかりなので、今後の展開に期待ですね。