ザ・ファブルの続編である、ザ・ファブル The second contactの2巻の感想を書いていきたいと思います。
ネタバレ有りなので、ご注意ください。
今回は真黒組と紅白組の組長同士の会談からスタートします。
紅白組の因縁で吹っ掛けられた喧嘩ですが、海老原組長が証拠を用意して抗争を回避させます。
さらに、紅白組の組長から原因を作るように命令されていたチンピラの川萩を保護するという漢気も見せます。
なぜ、相手にそこまでするのかと聞かれた時、「これが極道ってもんだろ」と答えます。
昔ながらの極道……、昭和あたりの極道はこうだったのでしょうかね。
怖い存在ではあったけれども、どこか筋を通していたのでしょう。
さらに、紅白組にはルーマーと呼ばれる、ファブルのような組織があるという情報と、真黒組がファブルと縁を切ったことを紅白組が聞き付けた為に、真黒組を狙っているのではないかという、話が出ます。
やはり、裏の組織が絡んできそうですね。
確かに、佐藤、ヨウコ、アザミ、ユーカリの4人がいるのであれば、普通の組であればあっさりと潰せそうです。
戦力的に、ファブルのような組織がいないとバランスが取れないでしょう。
しかも佐藤たちはファブルからも抜けているので、組織からの支援は受けられなさそうなので、戦力的には劣る状態になるかもしれません。
ただ、もしかすると、最後の最後の本当のピンチの時には、ボスが駆け付けてきてくれそうな気はしますが。
前にも書きましたが、あまりガチガチのバトル展開にはなってほしくないというのがあります。
やっぱり、ファブルのシュールなギャグが好きなんですよね。
今回の2巻でもギャグ回が割と多かった気がします。
ユーカリの初レンタルとか、腹を壊してトイレの争奪戦とか、面白かったです。
あと、今回、気になったことがありました。
それはヨウコの件です。
…もしかしたら、ヨウコはタコちゃんを好きになったかもしれないという描写です。
小さい頃に両親を亡くしたヨウコにとっては、父性をもつタコちゃんに恋心を持つのもなんとなくわかる気がしますが…かなり異色ですね。
ですが、もし、ヨウコがタコちゃんに惚れたとなると、抗争が起こった際にタコちゃんが狙われる可能性が大ですね。
前作でも、狙われるかもという懸念はあったものの、特に危険な目にはあっていなかったので、タコちゃんはこういうきな臭い部分とは別に、ギャグ枠のままでいてほしいところです。
そして、最後には「ファブルらしい」展開になってきました。
佐藤がついに動きます。
3巻では佐藤の活躍が見れそうです。
まあ、相手は単なる組の構成員なので秒殺だろとは思いますが、川萩がクロちゃん2号になりそうな気もします。
3巻が待ち遠しいです。
3巻で物語の方向性も見えてくると思うので、注目です。
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