今回はアニメ化にもなったブルーピリオドの感想を書いていきたいと思います。
ブルーピリオドの内容としては、今まで何気ない毎日を過ごしていた八虎が、絵を描く楽しさに目覚めるといった話になります。
最初に結果を書いておくと、自分は微妙でした。
正直、何が面白いのかわからなかったです。
内容的に、結構、美術に関して深掘りしているので、美術に詳しい、もしくは興味ある人からみたら面白いのかもしれません。
ただ、自分は美術に対して詳しくも興味もないので、うんちくなどが出てきても普通に読み飛ばしていました。
あと作中で〇〇が凄い、みたいな描写が出てくるのですが、全然、凄さが伝わってきません。
なにが凄いんだろう?といった感じでしょうか。
こういうのは芸術系の漫画でも多いのですが、どちらがどのくらい上なのかが表しづらいんですよね。
バクマンは人気投票という見た目で結果がわかりやすいというのがありますし、ヒカルの碁なんかは、実際に勝負をするので勝敗がわかりやすいというのがあります。
もちろん、ブルーピリオドないでもコンクールというか批評会みたいなのがあって、なんとなくの順位みたいなものが出るのですが、視覚的にあんまりピンと来ないというか…。
同じ芸術系である「のだめカンタービレ」や「とめはね」などは、もちろん実力的な順位のようなものは出ていましたが、どちらかというと人間ドラマを中心に描いていたので、実力差なんていうものは、何となくあればいいかなくらいの感じだったので読みやすかったのですが、ブルーピリオドはガッツリ美術の話なので、ちょっとついていけませんでした。
あと、どうも主人公のキャラが好きになれませんでしたね。
ある意味、本当にそのへんにいそうな、とらえどころのない主人公です。
普通、という部分が多いので気持ちなんかもなんとなくはわかるのですが、逆に突出したヒーロー性がないので、読んでいてワクワクするような、応援したいと思うような部分がないので、全然、感情移入ができませんでした。
どうも、自分には合わない作品でした。