今回はドラゴンボール超の17巻の感想を書いていきたいと思います。
ネタバレを含みますので、ご注意ください。
まずは17巻の内容をさらっと書きます。
自分の寿命と引き換えに宇宙一の力を手に入れたグラノラと悟空、ベジータとの戦いの続きから始まります。
悟空が身勝手の極意を使いグラノラを圧倒しますが、実は戦っていたグラノラは分身でした。
本体が現れ、悟空は瞬殺。
今度はベジータが戦います。
戦いの中でベジータは破壊神の力である、我儘の極意に目覚めます。
一時はグラノラと互角の戦いを繰り広げますが、今度はグラノラがさらなる力に目覚め、ベジータを圧倒します。
何回か悟空とベジータが入れ替わって戦い、それでも勝てずに、ベジータがピンチの時にナメック星人のモナイトが現れて、という流れです。
んー。相変わらずですね。
いつまで待っても、以前のドラゴンボールは戻ってきそうにありません。
本当に戦いに緊迫感がなく、ダラダラダラダラ戦闘が続くという内容になってます。
あの格好良かった悟空もベジータも、面影が無くなってしまいました。
なんなんですかね。
ベジータがお得意の「一緒に戦うくらいなら死んだ方がマシだ」と言いますが、コロコロ戦う順番を変えて戦ってる時点で、一緒に戦ってるようなものですよね。
一人だったら、負けてますよね?
なんか、その台詞を言わせればベジータらしいとでも思ってるんですかね。
内容が伴ってないと、口先だけのショボいキャラクターにしか見えません。
しかも、自分がピンチになったら、相手が壊したくない町に戦闘の場所を移して「壊したくなかったんじゃないのか?」ですからね。
それ、敵側の、しかも小物の発言ですよ?
さらに「お前がサイヤ人を絶滅させたら同じことにならないか……?」
「シリアル人はそんな野蛮な民族ではないんだろう?」ですよ。
これは完全に、い、の、ち、ご、い!
究極的に格好悪い命乞いですね。
せめて、ベジータの方が圧倒しているときに言ってほしかったですね。
こんなのにサイヤ人の誇りって言われても……。。
戸惑いしかないです。
悟空も悟空で、「まだ本気出してねえんだ」って……。
なんで、力を出し惜しみするんですかね?
それで負けそうになるって、完全に負け犬の強がりにしか見えませんよね。
そして、なによりグラノラが悪い奴ではないというのが致命的ですね。
全く、戦闘に緊迫感が出ないんですよね。
案の定、悟空もベジータもボロボロのときに、ナメック星人のモナイトが登場です。
これ、モナイトが良いサイヤ人もいるという「当たり前」のことを言うことで、グラノラが矛を収めるという流れに見えますね。
……それは本当に最悪の終わり方ですね。
ブラックのときの全王が全部解決するのと同じくらい愚策な終わり方です。
これ、バトル漫画ですよね?
バトル以外で決着したら、この戦いってなんだったの?ってなりませんかね。
誤解なんて、勝負がついてから解けばいいんです。
もし、モナイトが説得して戦いが終われば、刃牙道の「武蔵がババアのキスで昇天」並みにガッカリ展開です。
正直、ドラゴンボール超はもう惰性で読んでます。。
……そろそろ期待して裏切られるという展開も飽きて来たのですが、いつか……いつか、以前のドラゴンボールが戻ってくることを祈って、次の18巻を待ちたいと思います。
ただ、映画は楽しみにしてます。
ブロリーは迫力があって面白かったので。