今日はアニメ化もされたGIANT KILLINGの感想を書いていきたいと思います。
GIANT KILLINGはサッカー漫画ですが、他の漫画と違うところは主人公が「監督」というところですね。
毎年負けが続いているクラブチームであるETUを主人公である達海猛が立て直していくという物語です。
この漫画は人気で、60巻も出ており、未だに続いています。
この漫画は正直に言って好き嫌いが分かれるかなと思います。
自分は好きで、今まさに読んでいる最中といったところですね。
好き嫌いが分かれるというのは、主人公が監督ということで、当たり前ですが達海の活躍するシーン自体が少ないです。
普通のスポーツ漫画みたく、主人公が成長していき、ガンガン活躍していくのが好きな人の場合は物足りなく感じるかもしれません。
というのも、達海があまり活躍しないというのもそうですが、この漫画はあくまでチーム全体が強くなっていくという話なので、特定の選手にずっとスポットが当たって、というより活躍する選手がドンドンと変わっていきます。
なので、選手の特定の誰かに感情移入するというのはあまりできないかもしれません。
椿に関しては成長株ということで、選手としては一番スポットが当たりますが、それでもずっとというわけではありません。
あと、もう一つ、懸念をあげるとするなら「プロサッカーチーム」なので、同じチームと何度も試合します。
あと、何度も「負けても大丈夫」というところですね。
スポーツ漫画は、よく高校生のスポーツが取り上げられますが、それは試合が「トーナメント」戦が多いからでしょう。
「一度でも負けたら終わり」というのが緊迫感を生み、そこにハラハラしながら読んでいくという感じになります。
なので、GIANT KILLINGはそういう点でいうと、物足りなく感じるかもしれません。
ですが逆に、プロサッカーチームやプロ野球チームを応援している人、ゲームでチームを作る系のものが好きな人はハマると思います。
他のスポーツ漫画とは違い、一気にチームがレベルアップするということはありません。
少しずつ少しずつ、チームがまとまっていき、それでも確実に強くなっていくという展開は、応援しているチームが勝っているような感覚がして面白いです。
それに、やはり達海は監督として活躍する際には、策士的な作戦で試合をひっくり返すという展開はすごく面白いですね。
スポ根のガツガツした漫画ではなく、落ち着いた感じで読みたいという人にはお勧めです。
GIANT KILLING(1)【電子書籍】[ ツジトモ ]