今回はアニメ化にもなったムシブギョーの感想を書いていきたいと思います。
最初に率直な感想を言うと、面白いけど物足りない、です。
まずは主人公の仁兵衛ですが、真っ直ぐで底なしのお人よしで、モテてても気づかないという、昔ながらの主人公という感じです。
自分は結構、好きですね。
こういうタイプの主人公は。
最近はちょっと斜に構えたような主人公が多くなってきている気がするので、こういう主人公という時点で自分の中で、大分、面白さ的な点数が上がります。
天才、という部分はありますが、努力の天才といった感じなので、応援したくなりますね。
…最初からチート能力を貰って、その能力を笠に着て俺強ぇを気取る主人公は嫌いです。。。
ちょっと、話が逸れました。
数日前に読んだ時間停止なんちゃらのダメージがまだ残ってるみたいです。。
ムシブギョーはちゃんと最初は主人公が弱くて、いくつもの壁に当たって挫折しながらも、すぐに立ち上がって進むという良い主人公です。
あと、ちょっとしたお色気シーンもあります。
こういうくらいがいいんですよね……。
ホントに。
ただ、最初に物足りないと感じたのは設定のところです。
別に蟲奉行の設定や他のメンバーに対してではありません。
蟲という特殊な存在と戦うので、やはり「特殊な力」が出てきてほしかったな、と。
例えば、ハンターハンターの念、ナルトのチャクラ、ワンピースの悪魔の実、鬼滅の刃の呼吸、ブリーチの卍解などなど、ムシブギョーオリジナルの何かしらの要素が欲しかったですね。
それがあれば、もっとはねたのかなぁ、と勝手に思ってます。
あとは序盤の展開がちょっと遅いかなと思いました。
基本的には蟲奉行のメンバーとの交流も描いていくのですが、それぞれ1話を使って、さらに蟲が出てきてそれを倒すという同じ流れだったので、少し飽きたなと。
ブリーチで言うと護廷十三隊の隊長をそれぞれ、一話を使って虚を倒していくというような展開です。
さすがにちょっと飽きちゃいますよね。
別の最初に全員、性格を出さなくても、後から大きな事件があったときに、一緒に組むなどして紹介でよかったかなと。
とにかく、ちょっとしたボスが出るのが、遅かったかなと。
そこで離脱した読者もいたのではないでしょうか。
ですが、オーソドックスなバトル漫画としては面白かったです。