今回はアニメ化やまさかの実写化した荒川アンダー ザ ブリッジの感想を書いていきたいと思います。
最初に率直な感想としては「面白い」です。
ただ、ギャグマンガなので、結構、好き嫌いが分かれる作品かなと。
シュール系なギャグが好きな人は物凄く刺さると思います。
ストーリーとしては、小さい頃から「人に貸しを作るな」という父親からの教えに従って生きてきた市ノ宮が、溺れていたところをニノに助けられてしまいます。
貸しを作ってしまった市ノ宮は、貸しを返そうとして恩返しがしたいと言ったところ、「私に恋をさせてくれないか?」と言われます。
そこで、市ノ宮はニノと共に荒川の橋下に暮らし始めるというものです。
……何を言っているか、わかりませんね。
自分でもよくわかりません。
ですが、それがいいわけです。
荒川アンダー ザ ブリッジは細かいことを気にしたら負けになります。
ただ、全力で、「荒川に住む変な住人」たちを見て楽しめばいいのです。
荒川アンダー ザ ブリッジはみんな、キャラが立っていていいですね。
ヒロインのニノも可愛いのですが、自称、金星人の変人です。
…ホント、可愛いんですけどね。
でも、その変な、何を考えているのかわからないところが、さらに魅力を引き上げていますね。
そんな、何を考えているか分からないニノが時々、ドキっとするようなことを言うのが、ホントいいですね。
ツンデレとは違った、独特な良さがあります。
また、村長の河童や星もいい味を出しています。
その他にも様々な変人がこれでもか、と登場します。
ただ、一気にキャラを出すのではなく、それぞれのキャラクターをしっかり立てた後、キャラクターを追加していくという形になってます。
なので、キャラがガチャガチャしてるわけでもありません。
そして、なにより面白いのが、周りが変人だらけなせいで唯一まともな、主人公の市ノ宮が浮いてしまっているところですね。
まともなことを言っても、周りが「え?何言ってるの?」と戸惑ってくるので、常識が崩壊していく様も痛快でした。
人気なのも頷けます。
ただ、最初にも書きましたが本当に好き嫌いが分かれる作品です。
読むなら、まずは1巻を読んでみて刺さるようなら、きっと読むのが止まらなくなると思います。