今回は『島さん』の感想を書いていきたいと思います。
巻数:1~4巻 連載中
作者:川野ようぶんどう
昔は極道だった島さんがコンビニの店員としてバイトをし、そのコンビニ内で起こる出来事を解決するヒューマンドラマ。
島さんはまさしくヒューマンドラマです。
別に極道だからと言って、大暴れするというわけではありません。
『極主夫道』をイメージしているとガッカリするかもしれませんね。
島さんは昔は極道ではありますが、基本的には好々爺、
つまりは気の良いおじいちゃんと言った感じです。
不良とかの客に気後れすることはないのですが、
基本的には、少し頼りのないおじいちゃんといった感じです。
ミスも多く、普通のお客さんには謝ってばかりです。
よく、ネットの宣伝で不良相手(未成年)に対して
怯むことなく、注意するという部分が強調されています。
ですが、そういうシーンは、実はほとんどありません。
感覚的にはコンビニで起こる、ちょっとした事件を
島さんの人の好さで解決するといった流れです。
ハッキリ言って、派手ではありません。
思い切り感動するというわけでもありません。
ですが、心が落ち着く、まさしくヒューマンドラマなのです。
そして、それぞれ、1話完結なのでサラッと読めます。
また、身近なコンビニが舞台ということで、
コンビニの裏側のことなんかも描かれていて、
そう言う点でも面白いですね。
早く次が読みたいというわけではないですが、
読み始めると1巻をサラッと読み終えている感じです。
島さんの売りは何と言っても、島さんのキャラクターでしょう。
本当に人が良いというキャラクターです。
どんなことがあっても怒ることもなく、
お客さんのことを第一で考える反面、
お店のこともしっかりと考えるいいおじいちゃんです。
疲れたときやあんまり時間を取られたくないときなどに
サラッと読むのにいい作品だと思います。
ヒューマンドラマが好きであるなら、
おすすめなので、読んでみてください。
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ではでは最後まで読んでいただき、ありがとうございました。