バトル(少年誌)

ポロリもあるよ!本格バトル漫画 コータローまかりとおる!感想

投稿日:

どうも、ズル猫です。
今回の評価&感想を書かせてもらう作品は『コータローまかりとおる!』です。

コータローまかりとおる!とは?

主人公のコータローが事件に巻き込まれ、強敵と戦いながら切り抜ける話です。

基礎情報

巻数:59巻 完結
掲載雑誌:週刊少年マガジン
掲載時期:1982年~1994年
作者:蛭田達也
作者の他代表作
 新・コータローまかりとおる! 柔道編
 コータローまかりとおる! L

感想

懐かしい作品

思わず、懐かしいと思ったのではないでしょうか?
現在は、なぜかコンビニで文庫版の『新・コータローまかりとおる! 柔道編』を見かけます。
このタイミングで出るということは、何かあるんでしょうか?
期待してしまいます。

講談社漫画賞受賞

第10回(1986年)講談社漫画賞少年部門で受賞してます。
なんと、実写の映画化もされているみたいですね。
これは昔ならでは、ですよね。
今なら、アニメの方になってると思います。
ズル猫的にはアニメで見たかったです。。

ギャグ、サービスシーン、そして本格バトル

主人公のコータローは、今ではめっきり見なくなったスケベキャラです。
主人公がスケベというのは、最近ではあまりないですよね。
昔なら、『CITY HUNTER』の冴羽遼や『GS美神 極楽大作戦!!』の横島とかがいました。
今は教育委員会の目が光ってるからでしょうかね。

主人公がスケベキャラということで、結構サービスシーンなんかも多いです。
『To LOVEる』ほどではないですが、それでも結構、多い印象でした。
扉絵なんかも、連続で水着を描いてたりしてます。
記録?を狙っていたようです。

コータローは自由奔放な性格で、ピンチのときでもおちゃらけたりします。
この作品はギャグも面白く、常に明るい雰囲気で楽しめます。

ただ、なんと言っても、一番の見せ場はバトルですね。
蛭田先生は、本当に迫力があるバトルが上手いです。
思わず引き込まれます。

コータローは基本は空手をベースにしているのですが、
技を真似るのが得意です。
敵が使う技を、すぐに自分の中に取り込み、使いこなしてしまいます。

バトルの内容としては派手寄りです。
ドラゴンボールほどファンタジー要素はありませんし、
刃牙のように関節の加速により音速を越える突きを放ったり、パンチで地震を止めたりもしません。

ですが、百人拳と呼ばれる、独特のステップを踏むことによって残像を生み出したり、
発勁なんかも出て来て、派手なバトルになっています。

色々な要素が楽しめる

昔の作品として、59巻というのは結構、長い分類に入ると思います。
もちろん、これだけ長く続けられたのには、理由があります。

初期の頃は空手の大会や、ギャングのような人間と戦うというものでしたが、
中盤からは、ガラリと変わったりします。
音楽やバンドの要素が入ったり、テレビ局の放映をめぐって争ったりします。
もちろん、バトルも入るのですが、
音楽の要素などは、一風変わっていて面白いです。

あとは舞で人を操るというところなんかも新鮮でした。

個性的なキャラクターが多い

コータローはもちろん、その他にも魅力的なキャラクターが大勢登場します。
まずはハゲと言われると怒る剣士、天光寺。
天光寺は戦いによって心臓が止まってしまったのですが、
葬式で「ハゲ」と言われて、怒って生き返ったりします。
あとは、乾電池を持つと頭が光ります。。。

次に中国拳法の使い手で、かなり強いんですが、女性に対しての免疫が極端に低く、
すぐに鼻血を出して貧血になったりします。

あとは、コータローの師匠である鹿斗典善。
50年間、留年し続けていていて、未だに学生という身分です。
実はかなりの大金持ちで、テレビ局なんかも持っていたりします。
そして、コータローに負けず劣らず、スケベです。。。

その他にも、色々なキャラクターが出てきますが、味方だけではなく
敵も魅力的なキャラが多いです。

感動的シーンも多い

ギャグやバトルも魅力ですが、意外と泣けるシーンも多かったりします。
キャラ達にはみんな、それぞれ信念があり、正義を持っています。
それがぶつかり合い、分かり合うというのも少年誌ならではの王道ではないでしょうか。

大抵は、わざとらしくなってしまったり、強引になってしまって白けてしまいますが、
蛭田先生は、こういう部分もとても上手く描写しています。

最終回あたりは、なんとも寂しくなってしまいます。

まとめ

ギャグ、バトル、サービスシーン、感動。
これらの要素が、高いレベルで入っていますので、実に読みごたえがあります。

最近は昔の漫画でもアニメ化になっているので、
ぜひ、この作品もアニメ化になって欲しいです。

気になる点があるとするなら、
常に「巻き込まれ型」になるので、目的はいつも事件を解決するという話になります。
ONE PIECE』のルフィや『NARUTO』のナルトのように、
主人公に強い目標があるわけではありません。

真っ直ぐに進む主人公が好きという場合であれば、
途中で、「うーん。ちょっとなぁ」と思ってしまうかもしれません。

ですが、バトル好きならば、是非、読んでみて欲しい作品になっています。

評価

ストーリー:☆☆☆☆
キャラクター:☆☆☆☆☆
伏線:☆☆
バトル:☆☆☆☆☆

おすすめ度

おすすめ度です。
☆☆☆☆☆

記事内で出てきた作品の感想も書いてます。
合わせて読んでいただけると嬉しいです。
GS美神 極楽大作戦!! 感想
ONE PIECE 感想
NARUTO 感想

ではでは、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

-バトル(少年誌)

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