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感動の名作 暗殺教室の感想

投稿日:

どうも、ズル猫です。
今回の感想&評価を書かせていただく作品は『暗殺教室』です。

暗殺教室とは?

落ちこぼれのクラスの生徒が、先生を暗殺する為に、暗殺術を学びながら人間的に成長していく話しです。

基礎情報

巻数:21巻 完結
掲載雑誌:週刊少年ジャンプ
掲載時期:2012年~2016年
作者:松井優征
作者の他代表作
 魔人探偵脳噛ネウロ

感想

幅広いメディアミックス

この作品はアニメ化だけではなく、実写映画化もされています。
大抵のアニメからの実写は、大コケするという流れが多いですが、暗殺教室はかなり成功しました。

ズル猫は映画から入ったのですが、全く違和感なく見れました。
ファンタジー要素が入った作品で、ここまで違和感なく見せられるのは、本当にすごいと思います。

殺センセーがフルCGというのも大きいかと思います。
デスノートでも、デュークがフルCGで描かれていましたね。
これが、変に着ぐるみとかだと興ざめでした。

ただ、主人公たちが中学生なのに、あのジャニーズ系の役者だと若干、浮いた感がありましたが。。。

暗殺教室は3部作となっていて、最後の第3部作目の『暗殺教室-卒業編-』では
35.2億円の興行収入をたたき出しています。

これは漫画の実写化映画では歴代19位になります。
ちなみに1位は『ROOKIES-卒業-』で、85.5億円の興行収入になります。

3つの作品にできること自体、かなりのヒット作だと伺えます。

暗殺教室のスピンオフ作品として、『殺せんせーQ!』というのも出ています。
こちらは最強ジャンプで掲載され、ファンタジー世界のお話で3巻まで発売されています。

また、『このマンガがすごい!2014』のオトコ編で1位にもなっています。

キャラが強烈で魅力的

暗殺教室の魅力の一つとして、生徒たちが1人1人、ちゃんと描かれていることです。
設定などもしっかりと作ってあり、それぞれに特徴があります。

主人公の渚は運動能力や戦闘力は人よりやや劣っているのに対し、
「暗殺」の才能は誰よりも秀でているというのも、いい設定ですね。
主人公に相応しいヒーロー性と感情移入できる、共通性があります。

また、渚と対比するように設定されている赤羽もいいキャラですね。
怖そうなイメージがありつつも、実はとてもいいやつというのは王道ですが、
やはりこういうキャラがいると、作品がピリッとします。

さらに、生徒たちだけではなく、先生のキャラもすごくいいキャラが揃っています。

真面目ゆえに、いつも頭を悩ませている烏間は軍人であり、見張り役でありながら
生徒や殺せんせーに接しているうちに、生徒思いになっていく流れは本当に秀逸です。

お色気担当のイリーナ・イェラビッチ、通称ビッチ先生もいいキャラです。
抜けている部分がありお笑い担当でもあります。
※お色気担当とはいえ、そこまでサービスカットはありませんので、あしからず。。。

暗殺者、というより人間としての成長も描かれています。
烏間との恋愛も絡めてあり、その部分も見所でした。
最後も投げっぱなしではなく、着地させているのもいいですね。
まだ読んでない場合は、どうなったかは最終巻を読んでみてください。

殺せんせーのキャラが秀逸

やはりなんと言っても、暗殺教室の最大の魅力であり、ここまでの人気を高めたのは
殺セせんせーのキャラクターです。

月の7割を消し、マッハ20という速度で動き、世界の国々から狙われながらも平然としていて
さらにタコのような姿をした、よくわからない生物です。

しかし、化け物のような姿とは裏腹に、エロくて大人げがなくて、負けず嫌いという
この作品の中で、誰よりも人間臭いというキャラです。

そして、教育に対して熱心で、誰よりも生徒思いです。

生徒に危害を与えようとする人間や、生徒自身が間違った方向へ進もうとした場合は
全力で怒り、本気でぶつかっていきます。

正直、ズル猫的にはROOKIESの川藤よりも、熱い先生だと思います。
本当にこんな先生がいれば(いるわけないですが)、教育を根底から変えられるのではないでしょうか。

また、殺せんせーが何者か、というのも謎としてちゃんと最後まで描かれています。

成長の物語

暗殺教室は成長の物語と言っても過言ではありません。
この作品には完璧なキャラはいません。

落ちこぼれだった生徒が、勉強でも運動でもできるようになり、また、人間としても大きく成長していきます。
また、生徒たちだけではなく、先生たちも人間的に成長していきます。

それは殺せんせーも同じです。
教師という立場に対して、悩みながらも全力で体当たりしていきます。
身体や頭脳では完璧な殺せんせーですが、教師という立場に対しては素人です。

ですが、最後まで諦めることなく、いい教師を目指して進んでいく姿に生徒たちは心を開いていきます。

感動のラスト

主人公たちの目的は「殺せんせーの暗殺」です。

最初はお金目当てや義務感で暗殺を試みていた生徒たちでしたが、
殺せんせーに様々なことを教わる中で、殺せんせーを信頼していきます。

つまり、暗殺する相手に対してドンドン感情を寄せていくという構成になっています。
これは本当に秀逸なテーマですね。

目的の達成は殺せんせーとの別れです。
ここに物語の全てが集約されていく流れが、読んでいて最後までどうなるのか、止まりませんでした。

そして、作者は逃げることなく、最後までブレることなく描き切りました。
本当に感動のラストで締めくくられています。

まとめ

中学生が暗殺を学んでいく、という珍しい要素を含んだこの作品は、
バトルものではなく、ヒューマンドラマとなっています。

魅力のあるキャラクターたちが成長していく様は、本当に面白いです。

この作品はかなり幅広い読者層に面白いと思えるものに仕上がっています。
30代でも、面白いと思える作品です。

あなたがまだ読んでいないというのならば、是非、おすすめしたい作品になっています。

評価

ストーリー:☆☆☆☆
キャラクター:☆☆☆☆☆
伏線:☆☆☆☆
成長:☆☆☆☆☆

おすすめ度

おすすめ度です。
☆☆☆☆☆

記事内で出てきた作品の感想も書いてます。
合わせて読んでいただけると嬉しいです。
ROOKIES 感想

ではでは、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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