どうも、ズル猫です。
28作品目の評価&感想は『封神演義』です。
人間界を巻き込んだ、仙人たちの戦争の話です。
巻数:1~23巻 完結
掲載雑誌:週刊少年ジャンプ
掲載時期:1996年~2000年
作者:藤崎竜
作者その他作品(一部記載)
PSYCHO+(全2巻)
屍鬼(全11巻)
かくりよものがたり(全8巻)
WORLDS(全1巻)
DRAMATIC IRONY(全1巻)
銀河英雄伝説(全9巻)
この作品は中国の小説「封神演義」が原作になっています。
とはいえ、原作とは大分違っていますし、
後半は完全にオリジナル展開になっていますし、
そもそも原作の封神演義を読んだことがある方自体、
稀だと思うので、原作を知っていて展開が読めるなんてことは
ほとんどないかと思います。
ズル猫は原作の小説を読んだことがありますが、
途中でギブアップしてます。
昔の小説なので、事柄が羅列されている感じで
キャラの心情が少ないので、読んでいて苦痛でした。
また、登場キャラが膨大なので、
把握するのが大変です。
出てきて3行くらいで死ぬキャラとかもいますしね。
このキャラ、いつの間に死んだんだ?って
戻って調べるようなことも多かったです。
なので、ギブアップしました。
また、小説の方では人間と仙人の間には
超えられない壁があります。
ですが、漫画の方では割と人間も強いです。
小説では聞仲はあまり強くないんですよね。
小説の仙人は本当におじいちゃんですが、
漫画ではちゃんと若いです。
※おじいちゃんのキャラもいますが。。
封神演義は1月からアニメ化されてますね。
漫画が連載されているときも人気でしたが、
アニメ化で、また人気が再燃するのではないでしょうか。
しかし、アニメはどこまでやるんでしょうかね?
2期、3期とやれるほどの分量はあると思いますので、
その部分でも期待が高まりますね。
しかし、最近、古い漫画がアニメ化になることが多いですね。
「うしおととら」や「寄生獣」なんかも、
なぜ、このタイミングで? っていうのが増えてきましたね。
逆にいうと、古い漫画でまだアニメ化されていない漫画も
ワンチャンあるかもしれませんね。
大分、漫画の内容から逸れてしまったので、
戻したいと思います。
基本の流れは能力バトルものです。
宝貝と呼ばれる、独特の武器があり、それが能力を持っています。
ジョジョのスタンドほどガッチリとした能力ものじゃありませんが、
要素としてのアクセントとしてはちょうどいいと思います。
あまり、能力に集中してしまうと
「敵の能力はなんだ?」という展開で、
その能力を破る為に工夫して戦うという感じになってしまいます。
ですが、この作品ではあくまで軽い能力ものなので、
読んでいて、バトルが複雑になることはありません。
また、ガチガチに力押しの戦いではなく、
主人公の太公望は軍師の立ち位置なので、
戦略の方に展開を厚くしてあります。
キャラクターやギャグも、
ズル猫的にはジャストフィットしているので、
とても面白かったです。
ただ、難点があるとしたら、
登場キャラ数が多いことですね。
原作が多いので、仕方ないのですが
完全に把握するのは大変かもしれません。
ですが、ちゃんと主要キャラとして
出てくるキャラはある程度は絞ってあるので、
原作ほど大変ではありません。
敵も味方も明るいキャラなので、
軽い感じで読めます。
※考えてみると、実はエグイというシーンは多々あります。
ですが、直接的な描写はありませんので、安心してください。
バトル+戦略+ギャグという作品です。
こういう雰囲気が好きな方はぜひ、読んでみてください。
ストーリー:☆☆☆
キャラクター:☆☆☆☆
伏線:☆☆
ノリ:☆☆☆☆
では最後におすすめ度です。
☆☆☆☆
ではでは最後まで読んでいただき、ありがとうございました。