今回はアニメや実写映画にもなっている、東京卍リベンジャーズの感想を書いていきたいと思います。
最初に結果を書くと、私的にはかなりのお勧めです。
では、どんなところが面白いかを書いていきます。
ストーリーとしてはタイムリープものです。
昔、不良だった主人公が、人生に落ちぶれダラダラと生活していたとき、テレビのニュースで元彼女が暴力団の抗争に巻き込まれて、命を落としたというニュースが舞い込んでいきます。
ショックを受ける主人公は、ひょんなことから、12年前にタイムリープしてしまいます。
そして、主人公が過去で行動した結果は現代にも影響があるということがわかります。
つまり、過去の行動を変えることで未来を変えるということに挑みます。
元彼女を救うため、主人公が不良の世界で頑張るというストーリーになります。
まず、主人公ですが、落ちぶれているということで、不良ですが中途半端で根性なしです。
ですが、元彼女を救うために、必死に根性を絞り出し、困難に立ち向かうという流れは胸が熱くなります。
普段はビクビクしていて、ここぞという場面では頑張るということで、感情移入もしやすいです。
主人公としていいキャラクターだと思います。
また、この作品はミステリー要素も入ってきます。
過去を変えた主人公が未来に戻ってくると、確かに未来が多少変わっているが、どうしても元彼女が死んでしまいます。
どうして、こうなったか、という原因を調べ、その原因を取り除くために主人公はタイムリープして過去へと戻っていきます。
ストーリーが二転三転していくので、読むのが止まりまりません。
ストーリー展開が上手いので、引き込まれていきます。
アニメや映画になるのも納得です。
主人公の成り上がっていくところも、不良たちの友情も描かれていて、本当に飽きません。
もし、無理やり気になった点をあげるとすると、少し主人公が行き当たりばったり感があります。
未来を変えるために翻弄するのはわかります。
ですが、一人で、無策で突っ込んでいきます。
確かに頭のいいキャラではないので、策を練るという行動をすると違和感が出ます。
ただ、未来の協力者がいるので、その協力者が策を練る、という形にしてもいいかと思います。
大切な人の命がかかっているのに、ちょっと無策過ぎないかなと思ってしまいました。
数コマでも、仲間に協力して欲しいというだけでも、助けに来るシーンのご都合主義感が薄くなると思います。
あと、主人公も強くなるために何かしら努力するというシーンがあってもいいのかなと。
例えば、現代では、過去の学生と違ってお金があります。
なので、そのお金を使うことで何かしらの技術を習うということをしてもいいのかなと思いますし、過去でも、喧嘩の特訓をするという努力があっても良かったかなと思いました。
この主人公は要所要所で根性を見せることで、重要人物に気に入られるというのがあるのですが、毎回、根性を見せるというパターンだと、少し飽きが出てきてしまうかもしれません。
(今はまだ、全然、飽きは来てないですが)
あとは、過去に行く方法と戻る方法が簡単なのと、リスクがないというのがちょっともったいないかなと思いました。
例えば、一回、タイムリープして戻ってくると一か月はタイムリープができないなどの縛りがあれば、容易に行き来できなくなりますし、主人公が未来に戻っている間に過去の主人公がピンチになっているという演出も作れたのかなと思いました。
ただ、この気になった点というのは、本当に無理やり上げるとしたら、という部分です。
なので、読んでいてもさほど気にならないと思います。
不良漫画なので、ちょっと暗めな話ですが、その分、主人公が明るい性格ですし、ミステリー要素もあり、ピンチをどう切り抜けていくか、というハラハラする展開もあるので、本当にお勧めです。
まだ読んでないというのなら、是非、読んでみてください。
それでは最後まで読んでいただき、ありがとうございました。