今回は新刊のONE PIECE102巻の感想を書いていきたいと思います。
ネタバレありなので、ご注意ください。
まずは102巻のあらすじから。
前回、しのぶのジュクジュクの実の能力により、ハンターハンターのゴンさんのように年齢を引き上げたモモの助。
巨大な龍となり、ヤマトが戦っているカイドウの元へルフィを連れて行くというところからスタートします。
モモの助はルフィに言われ、カイドウに噛みつきます。
怒り狂うカイドウにルフィが一撃を加え、ヤマトにモモを連れて戦闘から離れるように促します。
そして、再び、カイドウとルフィの一騎打ちが開始されます。
戦闘から離れたヤマトとモモはカイドウの能力浮いている鬼ヶ島が、カイドウが倒れると落下して都に落ちてしまうと気づきます。
一方、カイドウ軍とサムライ軍の戦いの場へシーンが動きます。
まず、ネコマムシVSペロスペロー、イヌアラシVSジャックの決着がつきます。
そして、キラーVSホーキンスの決着がつき、キッドがホーキンスのダメージのリンクから解放されます。
アプーとドレークとの戦いは、政府の人間が現れたことでなぜか共闘することに。
さらにサンジVSクイーン、ゾロVSキングの決着がついたところで、102巻が終わる形になります。
さて、ここから感想になります。
大詰めに向けて、一気に、色々な戦いに決着がついたという流れでした。
敵はビックマムとカイドウの2人に絞られたという感じですね。
四皇の2人との戦争にも、ようやく終わりが見えてきましたね。
ただ、カイドウとルフィとの戦いは、まだ続くでしょうね。
カイドウを倒せば、ルフィは四皇入り間違いないですし、そうなるともう残った敵は黒ひげと海軍大将たちくらいではないでしょうか。
そう考えると、ワンピース自体、終わりが見えてきたと言ってもよいでしょう。
また、今回で長年の伏線であった、ゾロがなぜ珍しい刀という武器を使っているのかということで、そもそもゾロの村のルーツがワノ国にあったことがわかりましたね。
刀鍛冶はくいなの方のおじいさんでした。
ゾロ自身は特に、ワノ国に直接は関係なさそうです。
そして、逆にサンジの方は、体の方に新たな伏線が張られました。
体中の骨が折れても動け、首で相手の武器を破壊し、頭を撃たれても平気というものです。
これはスーツの影響で、サンジの中のサイボーグの部分が作用したということらしいです。
ついでにあの、透明になれるスーツも自ら破壊しました。
まあ、透明になれるのはかなり便利すぎますからね。
特に、サンジほど強くて透明になれるというのは反則みたいなものですから。
とはいえ、サンジは2年の修業期間を得たあと、どうしてもルフィやゾロから一歩、強さが付いていけていない印象です。
完全に3強から落ちたというイメージです。
おそらくは、2年の修行で、「月歩」しか会得してなかったからではないでしょうかね。
せめて、六式が使えるようになっているとかだと、まだ強さ的には3強に残れてた気がするのですが。
…あ、鉄塊は武装色の覇気だったことがわかっているので、六式のうちの2つが使えるといったところでしょうか。
それでも、六式は2年の修行前に倒した敵の技なので、全て会得した上でサンジ独特の技も欲しいといったところですかね。
もう少し、サンジの強さの部分を深掘りして欲しい所です。
それに、そもそも2年で会得した、味方を強くする料理もあまり活かされていませんね。
とりあえず、今回の戦争が終われば、また、ルフィたちの話から外れて、ハンコック達七武海と、サボ達革命軍との話に移るでしょう。
仕方ないのですが、もうキャラクターが多すぎて、誰が何をしているのかという把握が厳しくなってきました。
視点が色々と移るということは、そもそもストーリー自体の進みが遅くなるということを意味しますので、しばらっくまた、ストーリーは停滞するでしょう。
自分としてはやはり、クロコダイルたちと戦った、6対6くらいの規模の戦いがスッキリしてよかったんですけどね。
今後はますます、大人数での戦いになりそうです。
とはいえ、やはりワンピース自体も終わりが見えてきたのではないでしょうか。
ただ、ジャンプの中で鬼滅級の漫画が出て来るまでは、引き延ばしされそうですが……。
とはいえ、次の巻はビックマム、カイドウとの戦いも佳境を迎えると思うので楽しみです。